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ISBN 10 : 4881160702
Content Description
サイクロトロン(加速器)の開発は科学者の意図を超えて原爆への道を開いた。現代科学の進歩と巨大化はどこに向うのか。サイクロトロン開発の歴史を探索し続けた著者が、その製作に関わった科学者たちの立位置を探り、現代科学の矛盾を問う。図版・写真など多数収載。
目次 : いま、なぜ加速器の歴史なのか―問題点の科学史論的確認/ 第1部 1930年代各国のサイクロトロン開発(アメリカ―サイクロトロン発祥の地バークレー/ 日本―理化学研究所の小サイクロトロンと大サイクロトロン/ イギリス―メトロポリタン‐ヴィッカース社の企業戦略のもとで/ デンマーク―ロックフェラー財団の研究政策とニールス・ボーア/ フランス―人民戦線政府の支援と国際分業による構成技術の実現/ アメリカ―原爆開発のために売られたハーバードのサイクロトロン/ アメリカ―ロックフェラー財団の184インチサイクロトロン計画)/ 第2部 原爆開発とサイクロトロン(亡命科学者レオ・シラード起草の「アインシュタインの手紙」誕生/ プルトニウム爆弾構想の推移/ 原爆原料ウラン235の電磁分離法の開発とサイクロトロン)/ 科学者の1930年代
【著者紹介】
日野川静枝 : 1948年栃木県に生まれる。1972年弘前大学卒業。1985年拓殖大学教員となり現在に至る(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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