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アメリカン・ミュージックとその時代

日比野啓

Product Details

Genre
ISBN/Catalogue Number
ISBN 13 : 9784791772612
ISBN 10 : 479177261X
Format
Books
Publisher
Release Date
March/2020
Japan
Co-Writer, Translator, Featured Individuals/organizations
:

Content Description

『気侭時代』『雨に唄えば』『オクラホマ!』『マイ・フェア・レディ』『ウェストサイド物語』…黄金期のアメリカン・ミュージカルを映画・舞台の両方からつぶさに読み解き、そこにあらわされている社会と時代の意識を浮かび上がらせる。アメリカ文化史の良書にして、画期的なミュージカル分析。

目次 : アメリカン・ミュージカルとは何だったか/ 第1部 映画ミュージカル(現実に立ち向かえ―『気侭時代』(一九三八)における精神分析/ 起源への回帰と使い回し―『雨に唄えば』(一九五二)における寓話的リアリティ/ 暴力は統御可能である―『掠奪された七人の花嫁』における冷戦的思考)/ 第2部 舞台から映画へ(Is Oklahoma!OK?―『オクラホマ!』(一九四三/一九五五)における生政治/ 象徴交換と死―『南太平洋』(一九四九)における恋愛の不可能性/ 報われない「労働」―『マイ・フェア・レディ』における二種類の感情表現様式の切り替え/ なぜプエルトリコの女たちは「アメリカにいたい」のか―『ウェストサイド物語』(一九五七)における人種・民族の表象)

【著者紹介】
日比野啓 : 1967年福岡生まれ。成蹊大学文学部教授。ニューヨーク市立大学大学院演劇学科単位取得修了。東京大学大学院総合文化研究科助手、成蹊大学文学部講師、同准教授を経て現職。専門はアメリカ演劇・日本近現代演劇を中心とする演劇史・演劇批評(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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Book Meter Reviews

こちらは読書メーターで書かれたレビューとなります。

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  • yyrn

    突然歌い出すボリウッド映画が不自然だと言うなら(私もそう思うが)歌舞伎も能狂言も民謡の節回しもヘンだし、芸能とはそういうものだろう。それを見聞きした人が心弾ませ、多くの人々を虜にしてきたからこそ延々と再生産され続けてきたのだ。私はミュージカルが好きだ。好きだから手に取ったが、黄金期の7作品を取り上げて、その時代背景を踏まえて理論的に変遷とその理由など、細かい分析が縷々述べられていて、なるほどと頷くが、でも詳しくはなっても、楽しくミュージカルを観られる本という訳ではなかった。脚本家を目指す人には良いかも?

  • たるとじい

    象徴交換の話が良かった。価値観が異なる2人では、お互いが思っている対価が一致しないから交渉が破断するというのは言われてみればたしかにである。そして、マイフェアレディでは、感情労働の話が出てくるが、この概念は初めて知った

  • 果てなき冒険たまこ

    フレッド・アステアとかジーン・ケリーのエンタメミュージカルが大好きだから読んでみた。思っていたのとは違って研究書だったらしく、フロイト的とか性的欲望の抑圧とか時代の要請とかばかりで途中で飽きてしまった。自分は楽しみたいだけで研究したいわけじゃないからね、残念。

  • koy_ou

    素晴らしい

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