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日本sf短篇50 I ハヤカワ文庫

日本sf作家クラブ

Product Details

Genre
ISBN/Catalogue Number
ISBN 13 : 9784150310981
ISBN 10 : 415031098X
Format
Books
Publisher
Release Date
February/2013
Japan
Co-Writer, Translator, Featured Individuals/organizations
:

Content Description

日本SF作家クラブ五〇周年を記念し、一年一作五十作家で構成する究極のアンソロジー。第一巻にはクラブが発足した一九六三年から一九七二年までの十年間に発表された作品より、光瀬龍の“宇宙年代記”シリーズ「墓碑銘二〇〇七年」、詩情溢れる星新一の逸品「鍵」、IFを突きつめる筒井康隆SFの代表作「おれに関する噂」など全十篇を収録。今なお瑞々しい日本SF黎明期の傑作をSFの未来に紡ぐ。

(「BOOK」データベースより)

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Book Meter Reviews

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  • MICK KICHI

    SF作家クラブによる1963年〜1972年までの短編アンソロジー。 歴史的傑作ばかりなのでお気に入りの作品を、「退魔戦記」豊田有恒、元寇のIfの世界をスリリングに描く。「ハイウェイ惑星」石原藤夫 奇妙な星の生態系をハードSF的解釈で楽しませてくれる。「鍵」星新一、星さんの生涯ベスト3には必ず入る。「およね平吉時穴道行」半村良、山東京伝の一族をめぐる切なさ漂うタイムスリップ譚。「おれに関する情報」筒井康隆、ディックやトゥルーマンショーを思わせる社会論的考察。 この黎明期にもこれだけの作品あった事に驚愕する。

  • 亮人

    このレジェンド軍団たるや!!いま読んでも古びない日本SF短篇のセレクトに驚嘆。まず光瀬龍の「墓碑銘二〇〇七年」からはじまるのが渋い。この寂寥感こそ光瀬SF。豊田有恒の「退魔戦記」も、お得意の歴史改変SFで好き。石原藤夫博士の「ハイウェイ惑星」も進化論SFの極北。荒巻義雄の「大いなる正午」は、哲学的モチーフで自分には難解だったが、別時空のビジョンが素晴らしい。半村良の「およね平吉時穴道行」は古文書解読から時間SFへと繋がっていく流れが最高。とりあえずこの時代からこのハイクオリティとは、幸せな時間だった!

  • 天の川

    日本SF作家クラブ創立の1963年から一年につき短編1作ずつを紹介している1巻目。「およね平吉時穴道行」目当てで読んだのだけれど、懐かしい面々に思わず引き込まれる。子どもの頃、筒井康隆の「時をかける少女」が原作のNHKドラマ「タイムトラベラー」、星新一のショートショートをきっかけに、この人たちの本を随分読み漁っていたことを思い出した。読んでいて、50年も経つ古さを感じさせない作品が多いことにも感動。特に好きだったのは、「およね平吉時穴道行」と最初の光瀬龍の「墓碑銘2007年」。→

  • drago @冬支度中。

    1年1作で全5巻。未読作家を体験できて楽しい。まずは1巻目。☆☆☆★★  @光瀬龍「墓碑銘2007年」:落ちにヒネリが足りない。△ A豊田有恒「退魔戦記」:元寇は未来の軍事力で撃退したという話。○ B石原藤夫「ハイウェイ惑星」:ハイウェイに適応・進化する生物。想像力が素晴らしい。◎ C石川喬司「魔法つかいの夏」:何を言いたいのか。こんなのSFじゃない。× D星新一「鍵」:星新一にしては面白くない。△ E福島正実「過去への電話」:何が面白いのか、よく分からん。△

  • ひびキング

    今ではSFといってもあらゆる文学のジャンルと融合してどこにでも存在してる、という印象ですがこのアンソロジーにはいわゆるSFというやつがたっぷり詰まっているww 帯にある黎明と勃興の10年を1日1年、10日間で駆け抜けたw 夢のような10日間だったww 豊田有恒「退魔戦記」、半村良「およね平吉時穴道行」と日本の歴史を絡めた作品が印象に残った。荒巻義雄「大いなる正午」も大いなる存在との対話が印象深い。残念なのは一人一遍のルール。つまり今回登場した作家の作品はこの後もう登場しないということ。なんとも贅沢なアンソ

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