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国費解剖 知られざる政府予算の病巣 日経プレミアシリーズ

日本経済新聞社

Product Details

Genre
ISBN/Catalogue Number
ISBN 13 : 9784296116232
ISBN 10 : 4296116231
Format
Books
Publisher
Release Date
March/2023
Japan
Co-Writer, Translator, Featured Individuals/organizations
:

Content Description

9割が使途を追えないコロナ予備費、乱立する基金と塩漬けになる予算、大手コンサルに巨額を投じる委託事業…。財政悪化の一方で、膨張を続ける国家予算。その内実を紐解けば、莫大な政府の“ムダ遣い”が明らかになる。緻密な取材から国費のブラックボックスに迫り財政規律回復への道筋を探る大反響の日経連載を大幅加筆のうえ新書化。

目次 : 序章 コロナ予算はどこにいった?/ 第1章 予備費の誘惑、乱発される「緊急事態」/ 第2章 基金という名の「ブラックボックス」/ 第3章 特別会計、今も「離れですき焼き」/ 第4章 コンサル頼みの委託事業/ 第5章 政府の辞書に「検証」なし/ 第6章 国と地方、無責任の連鎖

(「BOOK」データベースより)

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Book Meter Reviews

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  • うえぽん

    日経の調査取材班による著作。予備費、基金、特別会計、委託事業、政策評価、臨時交付金など、さもありなんというラインナップで、特にコロナ対策を機に弛んだ財政規律や事業の成果について、事後的検証をしっかり行うべきという至極真っ当な指摘が続く。おそらくかなり真実に迫っているため関係者には耳の痛い話もあり、他方、神エクセルや記載揺れで集計に手間が掛かったといったやや些末な指摘もあるが、将来に向けて、より効率的で効果の高い政策サイクルを作っていくためには、こうした外部からの指摘に真摯に耳を傾ける姿勢が重要と感じた。

  • Hidetada Harada

    率直に怒りを感じた。野放図で無責任な税金の使い方。国会議員や地方議員、首長といった選挙で選ばれる政治屋だけでなく、一般的に優秀とされる国家公務員すらも率先して税金を浪費していると思われるレポート。無関心な有権者だけでなく、報道しないメディアもダメだと思います。国としての政治・財政リテラシーの低さに唖然としました。

  • takao

    ふむ

  • Akiro OUED

    穴を掘って埋める。これを繰り返すと有効需要が創出できる。コロナ持続化給付金事業の9次下請け構造って、ある意味、有効需要の大創出なのかもね。最先端半導体製造事業にせよ、GXにせよ、国費支出をアテにしてる事業はうまくいかない。それにして、日本ってこんなに金が余ってる国なのか?

  • 小池 和明

    国の予算の使われ方を問う著作。予備費。基金。特別会計。委託事業・・・。日本経済新聞社が取材・分析をして、どこに問題があるのかを明らかにしてくれる。読んでいると、ブンドリ合戦のような気がして、我々もいけないのだけど、税金の使われ方にあまりに無頓着だ。費用対効果ばかりが突出するのもいかがなものかと(たとえ成果がすぐに出なくても必要な事業にはお金をかけるべき)思うが、国家予算に長けた企業、団体ばかりに結果的にお金が溜まるのはおかしな話だ。

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