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夏のカレー 現代の短篇小説ベストコレクション2024 文春文庫

日本文藝家協会

Product Details

Genre
ISBN/Catalogue Number
ISBN 13 : 9784167922771
ISBN 10 : 4167922770
Format
Books
Publisher
Release Date
September/2024
Japan

Content Description

浮気を繰り返す男の前世とは、未来の夢を見る少年とその一家、インストールされたAI探偵が謎を解く理由、貝殻から生まれた自分そっくりの人間、トー横カップルの哀しい道行き、村の忖度祭りをめぐる大騒動―いま読まなければもったいない!日本文藝家協会が独自に選んだ、人気作家たちのベスト短篇集。

(「BOOK」データベースより)

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Book Meter Reviews

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  • いつでも母さん

    夏のカレーにまつわるアンソロジーかと思ったら・・(汗)11名なかなかのラインナップ。しをんさんと宮島さんを楽しみに読んだ。あらら荻原さん、遊んでましたね(笑)『夏のカレー』の原田さん、『シスターフッドと鼠坂』の中島さんも良かった(成瀬登場か?と期待しちゃったのは内緒の話)でも一番惹かれたのは最後の武石勝義さん『煙景の彼方』だった。

  • chimako

    11人の作家の方々がカレーに絡む小説を書いたアンソロジーかと思いきや、「夏のカレー」は原田ひ香さんの短編の題名だった。それでカレーが出てこなかったのね、と妙に納得して表題作を読み始める。なかなか良かった。作者の中で初読みは澤西祐典氏と武石勝義氏の二名。澤西さんの作品はとらえどころのない怖いお話。武石さんの短編も懐かしくてちょっと怖い。でも最後に泣かされる。好きだったのは宮島未奈さんのガラケーの話。地元の友人や同級生とのささやかなギクシャクさ加減とか、安心できてはまりこむ感じとか、絶妙。

  • ひさか

    2023年に発表された11編を文春文庫から刊行。豪華な作家陣だが、突出したものはなく、そこそこのそれなりという出来。こういう世界も味があって面白い。

  • pohcho

    表題から勝手に「夏のカレー」をテーマにした短編集だと思っていたが、表題作以外はカレー関係なかった(笑)そして、断然よかったのは表題作。最後がめちゃくちゃ切なかった。「シスターフッドと鼠坂」は既読だが、読み返してみてやっぱり好き。初めましての澤西さん「貝殻人間」はとても不穏、武石さん「煙景の彼方」は不思議で切なくてどちらもよかった。「忖度の村」は笑いがとまらなかったし、「猪田って誰?」は絶妙。個性派揃いで楽しめた。

  • アーちゃん

    『現代の短篇小説 ベストコレクション2021』以来久しぶりのベストコレクション。今回はタイトルがついていたため、他の方も仰っているようにカレーの話ばかりと勘違いしてしまった。好みはダメ男の主人公が語る江國香織「下北沢の昼下がり」AI探偵の乙一「AI Detective探偵をインストールしました」超短篇の山田詠美「ジョン&ジェーン」最後まで分からないところが笑える小川哲「猪田って誰?」腹を抱えて笑ってしまった荻原浩「ああ美しき忖度の村」読後感が良い宮島未奈「ガラケーレクイエム」初読み武石勝義「煙景の彼方」。

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