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室町・戦国時代の法の世界

日本史史料研究会

Product Details

ISBN/Catalogue Number
ISBN 13 : 9784642083973
ISBN 10 : 4642083979
Format
Books
Publisher
Release Date
June/2021
Japan
Co-Writer, Translator, Featured Individuals/organizations
:

Content Description

室町・戦国時代における法の多様な内容や史料のあり方、研究史、争点などをわかりやすく紹介。さまざまな階層の権力に制定・運用された法の形式や内容を解説。法と密接な諸領域から法と社会の特質を考える注目の一書。

目次 : 序論 室町・戦国時代の法の世界/ 第1部 諸権力の法(室町幕府法―法と裁判の特質/ 守護の法―周防国大内家の法を中心に/ 在地領主法―「領主制論」的視角の成果と限界/ 戦国大名の分国法―大名領国のための法典/ 戦国大名の法規・法令―「型」と正当性/ 公家法―公武政権と社会の慣習/ 寺社法―聖と俗の狭間で/ 村法―惣村文書と村掟/ 町法―京都の事例から)/ 第2部 法の諸領域(学問と法―清原宣賢と式目注釈/ 身分と法―身分の体系化と可視化/ 家族と法―相続と婚姻を中心に/ 経済と法―徳政令と撰銭令/ 軍事と法―軍隊の編成と規律/ 宗教と法―法華宗の京都進出と為政者の宗教政策/ 災害と法―戦国大名による災害対応/ 慣習と法―民間慣習の成文化)

【著者紹介】
松園潤一朗 : 1979年、福岡県に生まれる。2010年、一橋大学大学院法学研究科博士後期課程修了。現在、一橋大学大学院法学研究科准教授、博士(法学)(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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Book Meter Reviews

こちらは読書メーターで書かれたレビューとなります。

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  • MUNEKAZ

    室町・戦国期の法について、諸権力の出した法の内容と、それに関連した諸々の領域を概観した一冊。中世後期というとある意味ではっちゃけたアナーキーな時代という感もあるが、成文法・慣習法による規制もしっかり行われていたことがよくわかる。また近代以降と違い法がそれだけで独立しているのではなく、社会の様々の領域と密接にリンクじており、体系的に整理されているわけでもないことも印象的である。先例や習俗の重要度が高いだけに、法に従うというよりは、諸権力から出される法をいかに選び、利用するかが重要であったように思う。

  • 白隠禅師ファン

    入門書とはいえ、内容が濃く本格的でしたね。今後もこの著書にはお世話になりそうです。「守護の法」「在地領主法」「慣習の法」の章が個人的に面白かったです。

  • 翠埜もぐら

    室町・戦国期の「法」の内容・史料・研究史などを一線の研究者たちが解説。基本「力」が正義だった時代に「法」と言う物がどう制定され施行されていたか、もちろん身分差別のある時代なので公家・武士・町家・農民が重なるところもありつつ違う法が適用され、地域・職域でもまた個別の法があったわけです。特に興味深かったのは法華宗の京都進出と「不受不施派」の話で、江戸時代に「不受不施派」が弾圧を受けていたのは知っていたのですが、今回発端が良くわかって面白かったです。

  • Go Extreme

    室町・戦国時代の法の世界 諸権力の法:室町幕府法―法と裁判の特質 守護の法 在地領主法 戦国大名の分国法―大名領国のための法 戦国大名の法規・法令―「型」と正当性 公家法―公武政権と社会の慣習 寺社法―聖と俗の狭間で 村法―惣村文書と村掟 町法―京都の事例から 法の諸領域: 学問―清原宣賢と式目注釈 身分―身分の体系化と可視化 家族―相続と婚姻を中心に 経済―徳政令と撰銭令 軍事―軍隊の編成と規律 宗教―法華宗の京都進出と為政者の宗教政策 災害―戦国大名による災害対応 慣習―民間慣習の成文化

  • フラボノ

    なんとか諸法度から、軍法、町の決まりまで網羅した法の歴史書。 法華宗があちこちに宗教論争バトルを挑んでくるから困った豊臣政権と徳川政権の話が特に興味深かった

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