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ISBN 10 : 402262034X
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従来、史料の乏しい建武政権・南朝だったが、近年の研究で、その実態が解明されつつある。前後の時代の政権と隔絶した、特異で非現実的な政権ではなかったことが明らかになってきた。16人の気鋭の研究者たちが建武政権・南朝の先進性、合理性、現実性を解き明かす。
目次 : 第1部 建武政権とは何だったのか(鎌倉時代後期の朝幕関係―朝廷は、後醍醐以前から改革に積極的だった!/ 建武政権の評価―「建武の新政」は、反動的なのか、進歩的なのか?/ 建武政権の官僚―建武政権を支えた旧幕府の武家官僚たち/ 後醍醐と尊氏の関係―足利尊氏は「建武政権」に不満だったのか?)/ 第2部 南朝に仕えた武将たち(北条氏と南朝―鎌倉幕府滅亡後も、戦いつづけた北条一族/ 新田氏と南朝―新田義貞は、足利尊氏と並ぶ「源家嫡流」だったのか?/ 北畠氏と南朝―北畠親房は、保守的な人物だったのか?/ 楠木氏と南朝―楠木正成は、本当に“異端の武士”だったのか?)/ 第3部 建武政権・南朝の政策と人材(建武政権・南朝の恩賞政策―建武政権と南朝は、武士に冷淡だったのか?/ 南朝に仕えた延臣たち―文書行政からみた“南朝の忠臣”は誰か?/ 中世の宗教と主権―後醍醐は、本当に“異形”の天皇だったのか?)/ 第4部 南朝のその後(関東・奥羽情勢と南北朝内乱―鎌倉府と「南朝方」の対立関係は、本当にあったのか?/ 南朝と九州―「征西将軍府」は、独立王国を目指していたのか?/ 南北朝合一と、その後―「後南朝」の再興運動を利用した勢力とは?/ 平泉澄と史学研究―戦前の南北朝時代研究と皇国史観)
【著者紹介】
呉座勇一 : 1980年東京都生まれ。東京大学大学院人文社会系研究科博士課程修了。博士(文学)。日本中世史専攻。現在、国際日本文化研究センター助教。日本史史料研究会顧問。2014年『戦争の日本中世史』で第12回角川財団学芸賞受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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パトラッシュ
読了日:2021/09/25
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