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日本経済の心臓 証券市場誕生!

日本取引所グループ

Product Details

Genre
ISBN/Catalogue Number
ISBN 13 : 9784087860849
ISBN 10 : 4087860841
Format
Books
Publisher
Release Date
December/2017
Japan
Co-Writer, Translator, Featured Individuals/organizations
:

Content Description

この一冊で、日本の証券市場の歴史がわかる
『日本経済の心臓 証券市場誕生!』


東京と大阪を中心とする各地の証券取引所では、株式のみならず、さまざまな有価証券が売買されており、株式市場はまさに日本経済の心臓!とも言えます。
その歴史は江戸時代にまでさかのぼり、世界初の先物市場は何と17世紀の大阪米市場で生まれました。各藩の経済を左右し、幕府でさえコントロールできなかった当時の米市場の実態とはどんな状況だったのでしょうか? また江戸時代の最大の富豪・本間家の現当主への取材を通して、当時の人々の経済観、投資と投機との考え方の違いを探ります。
明治維新後の動乱期、武士階級が没落する一方、海外との貿易が盛んになり、新しいタイプの経済人が生まれます。かの渋沢栄一や、横浜で一世を風靡した田中糸平や今村清之介、血気盛んな経済人らが奔走して生まれたのが日本初の株式取引所です。その設立の裏には、男たちの駆け引きや熱いドラマがありました。
戦後の証券市場再開については、GHQとの折衝において難しい局面が多かったのですが、それを再開へと前進させた裏には日本画家たちの活躍がありました。
さらに緊張感と躍動感にあふれるバブル期の取引所の一日は、その場にいるかのようなライブ感にあふれています。
豊富なカラー図版も保存版にふさわしい美しさで、江戸時代から現代までを駆け抜ける証券市場の歴史が一冊に詰まり、読み応えたっぷり! 是非、一読したい一冊です。


第1章  江戸期 ―証券取引の夜明けー
  
1 米は大阪をめざす
2 蔵屋敷と米切手
………
6 世界最初の証券先物市場・堂島米市場
………
10 日本における投資家と投機家の原型 ―本間光丘と本間宗久―

第2章  明治・大正期 −兜町と北浜―
1 明治初期の堂島米会所
2 取引所設立の背景 ―武家の退職手当(秩禄公債・金禄公債)の売買―
………
4 「天下の糸平」と呼ばれた男
5 明治の若き経済人、島清こと今村清之介
6 証券市場の設計者、渋沢栄一
………
11 五大友厚 −ボッケモン人生をまっとうした男―
………
17 証券の街、兜町の誕生
18 取引所倒産の危機
19 感謝を忘れずに120周年

第3章  昭和期 −戦後の証券市場復興と隆盛―
1 戦争下の兜町(昭和20年)
2 終戦 −新円交換と集団売買(昭和20年〜24年)
3 「国民一人一人が株主に」
………
5 証券取引所再開に向けたGHQとの折衝
………
7 証券取引の再開 −東京証券取引所の誕生―
8 商法改正とコーポレート・ガバナンスの萌芽
9 山崎種二
………
11 バブル期のある日の証券売買立会場


コラム「兜町の食事事情―立ち食い鮨と弁松」
「兜神社」 ほか

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Book Meter Reviews

こちらは読書メーターで書かれたレビューとなります。

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  • okadaisuk8

     米現物ではなく証券化した「米切手」を扱うことから「世界初の『先物』証券取引市場」と位置づけた江戸時代の米取引所(大坂)から、戦前戦後の取引所の歩みを描く。割に人物に焦点を当てて書かれていて、渋沢栄一や糸平など、名だたる経済人がそれぞれ激動の時代に証券市場を確立しようと動く様子や、戦前の兜町の様子の描写などが楽しく、胸躍る。バブル崩壊後の描写が無いのは残念。まだまだ元気な人も多い関係者に配慮したのだろうか。

  • スプリント

    証券市場の歴史から証券取引所での営みまで知らなかったことが多く勉強になりました。

  • p31xxx

    シュロ縄の火が消えるまでの「つかみ合い」方式の取引、維新後に公債取引で胴元になって一儲けしようという糸平・島清、GHQに再開のため日本画を贈った逸話など、想像の及ばない話題に事欠かなかった。日本史ファンにとって楽しい本だろうと思う。

  • くまこ

    分かりやすくて面白かった。

  • さわでぃ

    我が国の証券取引所の成り立ちから現代に至るまでを平易にまとめた本。米相場の成り立ちから、明治維新を経て欧米資本市場に倣って株式市場が整備され、GHQによる閉鎖を経て現代の東京証券取引所へとつながっていく。米相場は先物主体だったことや、株式取引所は開設当初は公債売買が中心だったこと、戦前の日本証券取引所と現在の東京証券取引所に連続性は無いこと、立会場の雰囲気など、日本史的にも面白い。

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