日本再建イニシアティブ

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民主党政権失敗の検証 中公新書

日本再建イニシアティブ

Product Details

Genre
ISBN/Catalogue Number
ISBN 13 : 9784121022332
ISBN 10 : 4121022335
Format
Books
Publisher
Release Date
September/2013
Japan
Co-Writer, Translator, Featured Individuals/organizations
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Content Description

二〇〇九年九月に国民の期待を集めて誕生した民主党政権は、一二年一二月の総選挙での惨敗により幕を閉じた。実現しなかったマニフェスト、政治主導の迷走、再建できなかった財政、米軍基地をめぐる混乱、中国との関係悪化、子ども手当の挫折、党内対立、参院選敗北―。多岐にわたる挑戦と挫折は、日本政治にどんな教訓を残したのか。ジャーナリスト・船橋洋一を中心としたシンクタンクによる、民主党政権論の決定版。

目次 : 序章 民主党の歩みと三年三ヵ月の政権/ 第1章 マニフェスト―なぜ実現できなかったのか(捻出できなかった財源/ 小沢が実現困難なマニュフェストを作ったのか/ / マニュフェストが失敗した原因)/ 第2章 政治主導―頓挫した「五策」(政務三役のリーダーシップ/ 閣僚委員会の混乱/ 国家戦略局の挫折/ 幹部官僚人事と行政刷新会議/ 「五策」はなぜ崩れたか)/ 第3章 経済と財政―変革への挑戦と挫折(低迷した経済、悪化した財政/ 予算改革/ 成長戦略と増税)/ 第4章 外交・安保―理念追求から現実路線へ(普天間基地問題/ 漁船衝突事件/ 尖閣「国有化」/ 異なる二つの潮流)/ 第5章 子ども手当―チルドレン・ファーストの蹉跌(「子ども手当」という社会構想/ 「子ども手当」の迷走/ 民意とすれ違った保育政策)/ 第6章 政権・党運営―小沢一郎だけが原因か(幻の政府与党一元化/ リーダーシップとフォロワーシップ)/ 第7章 選挙戦略―大勝と惨敗を生んだジレンマ(二〇〇七年と二〇〇九年の勝因/ 二〇一〇年の参院選と「ねじれ国会」/ 二度の惨敗とこれから)/ 終章 改革政党であれ、政権担当能力を磨け

(「BOOK」データベースより)

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Book Meter Reviews

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  • おさむ

    「山高ければ、谷深し」期待と失望を国民が身に染みて感じた3年3か月。「上からも下からも攻められながら妥協点を探る中間管理職がいなかった」との説明が一番腑におちました。沖縄基地問題や原発危機対応等ダメなところばかり記憶に残っていますが、確かに高校無償化や子ども手当等評価できる政策もありました。日本でも健全な二大政党政治が生まれることを願います。

  • 金吾

    民主党政権の失敗の要因を経済・財政、外交・安保、施策、党運営等の観点から書いています。政策実現能力がない中で自民党政権と違う色を出そうとしましたが、所詮寄せ集め集団なので、議員個々がパフォーマンスに走り、統一した力を発揮しなかったと思います。民主党政権の一番の失敗はあまりのひどさに自民党の方がましという認識に自民党自体も含めなってしまったために政治の自浄作用が働かなくなった状態にしたことかなと思います。

  • きいち

    政治の本は、当事者の気持ちで読むのがなかなか難しい。どうしても観客、消費者としての自分が頭をもたげてしまう(「失敗」ならともかく「幼稚」、「傲慢」、「拙劣」とか、そういう言葉が入ってしまうと賛否関わらずもうアウト)。そんな中でこの本は、あくまで事実をベースとするスタンスがはっきりしている良書だった。特に終章の「期待値調整」のエピソードは、一気にわが身を引き寄せてくれた。同じ事実が受け取られ方しだいで別の意味を持ち、そして実体となって次の出来事へとつながる。我々もこうして、経験を積み重ねていくのだと思おう。

  • 佐島楓

    マニフェスト、政治主導など多角的に民主党政権の問題点を検証したもの。当時の重要ポストについていた議員から直接ヒアリングを行いアンケートも取っている。日本人は総括するのが苦手な国民だと感じているけれど、この本に書かれているような厳しい指摘についてしっかり反省し、これからを考えていかないと成熟はない。高校の授業料無償化など評価できる点もなくはないが、甘い見通しのまま突き進んでしまった現実と、その現実に対応できなかったさらなる現実を受け止めねばならない。そしてメディアや有権者にも責任の一端があるのである。

  • Francis

    船橋洋一氏を中心とするシンクタンクが、国民の期待を一身に集めながら、無残な失敗に終わった民主党政権の3年間を検証。マニフェスト、政治主導などのテーマについて詳しく検証し、概ね妥当な結論を得ていると言える。一言で言えば、民主党はあまりにも未熟すぎ、政党の体をなしていなかったと言えるのだけれど、しかし民主党が政権に就いた時にはすでに自民党の劣化ぶりも極まっていたし・・・。民主党には再生してもらいたいが、私達国民も政党政治を発展させるためにどのような政党、政治家を育てていくかを考えていく必要があるのではないか。

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