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ふしぎな話迷い家 古典から生まれた新しい物語

日本児童文学者協会

Product Details

Genre
ISBN/Catalogue Number
ISBN 13 : 9784035396505
ISBN 10 : 4035396508
Format
Books
Publisher
Release Date
March/2017
Japan
Co-Writer, Translator, Featured Individuals/organizations
:

Content Description

この本に収められている四つの作品は、“古典”とよばれる古今東西の物語にヒントを得て書かれています。この巻では、ふしぎな話、ファンタジックな話を収録しました。それぞれの作品の最後に、作者からのメッセージがあります。また、巻末には、その古典へと導く読書案内もつけました。時の流れにのせて、新しいストーリーから、いにしえの物語が息づきます。小学校高学年から。

【著者紹介】
平尾直子 : 大阪府出身。月光荘画廊主催の公募展で月光荘賞受賞、雑誌「イラストレーション」主催の誌上コンペ「ザ・チョイス」入選(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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Book Meter Reviews

こちらは読書メーターで書かれたレビューとなります。

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  • はじめさん

    疲れた心には児童書や! という事で、古典作品にインスパイアされた4人の作家による作品。サキ「開かれた窓」アンデルセン「人魚姫」柳田國男「遠野物語」トルストイ「三匹の熊」がリライトされます。/ まぁ、アレだ。大人が読むと、それって我が身可愛さに他人に犠牲を強いたり、教師を悩殺する小悪魔小学生、嫌われ者は消えていい、ネグレクト? と様々な裏側が読み取れて逆に疲れたというか…。/ 表題作でもある「迷い家」は、貧しい少年が坂(境界)の途中で老婆に親切にし、無欲による幸福を得て、強欲者は罰を受けるとテンプレ通り。

  • 花林糖

    (図書館本)古典をモチーフにした4つの不思議な物語を収録。「やねうらさま/村上しいこ」「魚心あれば?二宮由紀子」「迷い家/廣嶋玲子」「三びきの熊」児童書なので怖さはいま一歩だけれど「やねうらさま」はゾクっとしました。「迷い家」が◎。

  • ヒラP@ehon.gohon

    「古典から生まれた新しい物語」という響きに惹かれて手に取った本に四つの短編が収録されています。 内容とタイトルから原作を想像するには、知っている物語でないと解らないのですが、それぞれに楽しめました。 「三びきの熊」は、そのまんまではありますが、その後の女の子の事にもふれ、素敵なメルヘンになっています。 一番気に入ったのは標題にもなっている「迷い家」。京極さんの絵本とは全く違うテイストで、薄寒い不気味さが印象的です。 「やねうらさま」は、サキの短編集の方があくが強いように思いました。

  • 絵本専門士 おはなし会 芽ぶっく 

    古典からヒントを得て書かれた物語が4編。物語ごとに作者からのメッセージがあり、ヒントになった作品や思いが書かれています。巻末にはその古典への読書案内つきです。どんな古典がもとになったのかネタバレせずに読みましたが、3びきのくま以外分かりませんでした『やねうらさま 村上しいこ』『魚心あれば? 二宮由紀子』『迷い家 廣嶋玲子』『三びきの熊 小川糸』他シリーズもあるので読みたいと思います。

  • キヌモ

    4編の童話からなる本。古典を下敷きに新たな物語を紡いだ4編です。それぞれに面白かったのですが、私は小川糸さんの「三びきの熊」がお気に入りです。女の子がだんだんと熊に惹かれていく様子が、騙されはしないか童話とは言え熊とヒトだぞ、とドキドキして、物語に引き込まれていきました。

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