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ISBN 10 : 4327472336
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フェミニズムの最前線から女たちの世紀を振り返る。前衛的モダニズム作家ヴァージニア・ウルフは女性運動の先駆者でもあった。フェミニズムが様々な変遷を経てきた今日、私たちはウルフからどれだけ遠くに来たのか。ポストフェミニズム/第三波フェミニズム、新自由主義、ケア労働、ワーク・ライフ・バランス、シングルマザー、貧困といった最前線のテーマから、これまでのフェミニズムとその文学・文化を再検討。
目次 : 第1部 ポストサフラジストの「自由」と消費文化(おひとりさまのロンドン―『遍歴』に見る働く独身女性表象と現代/ 「オーランドーな女子たち」が目指すもの―戦間期の「若返り」物語から見るポストフェミニズム世代の欲望と困難/ ミドルブラウ文化と女性知識人―『グッド・ハウスキーピング』、ウルフ、ホルトビー)/ 第2部 変貌する家庭とケア労働(「距離というものには大変な力が」―『灯台へ』に見る労働者としての「母」と子どもの観察運動/ 家事労働を語ること―家庭の天使、『波』のスーザン、ハウスワイフ2・0/ ヴァージニア・ウルフと「誰もの生」―『波』におけるハイ・モダニズム、キャラクター、情動労働)/ 第3部 ポストフェミニズム状況下の労働と共通文化(フェミニズムの戸惑い―第二波フェミニズム前後の「働く」女の「自伝」/ ポストフェミニズムからポスト新自由主義へ―『めぐりあう時間たち』と『メイド・イン・ダゲナム』における女たちの「連帯」/ 女性は「すべてを手に入れる」ことができるのか?―ワーク・ライフ・バランスをめぐる「マミー・リット」の模索)/ 第4部 旅するフェミニズム(ウルフ、ニューヨーク知識人、フェミニズム批評―もうひとつ別の「成長」物語?/ 「少女」の誕生と抵抗―孤児アンの物語の原作と日本における受容をめぐって)
【著者紹介】
河野真太郎 : 一橋大学大学院商学研究科准教授
麻生えりか : 青山学院大学文学部教授
秦邦生 : 青山学院大学文学部准教授
松永典子 : 帝京大学理工学部専任講師(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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