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シャーロッキアン翻訳家 最初の挨拶

日暮雅通

Product Details

Genre
ISBN/Catalogue Number
ISBN 13 : 9784562049196
ISBN 10 : 4562049197
Format
Books
Publisher
Release Date
May/2013
Japan

Content Description

パロディ、パスティーシュの紹介史から「ホームズ全集」個人訳の裏話、ホームズのヴィクトリア朝「文化事情」まで、シャーロッキアン翻訳家、初の著書にして集大成!

目次 : 第1部 シャーロッキアーナ―ホームズ・シーンの過去・現在・未来(世紀を超えるベストセラー『シャーロック・ホームズの冒険』/ 一五〇歳の養蜂生活者―ホームズの誕生日に寄せて/ ホームズと二十一世紀/ ホームズ・パスティーシュの世界―歴史と分類)/ 第2部 シャーロッキアンの旅と出会い(海外ホームズ・イベントへの旅/ “ホームズの店”探訪記)/ 第3部 翻訳家として―ホームズ物語とその時代(ホームズ翻訳における人物像の問題/ 辞書の話―私の辞書引き人生/ 正典の日本語版読者のために―翻訳にまつわるエピソード集/ 翻訳実践編―ホームズ物語の翻訳を通してわかること/ ホームズ物語の新訳について/ 一〇年後の「不惑」/ 日本だけが特殊なのか?―正典翻訳の変遷とその特殊性)/ 第4部 解説・あとがき集(ヴァン・ダインの受けた影響、与えた影響/ L.エスルマン『シャーロック・ホームズ対ドラキュラ』訳者あとがき/ M.ディブディン『シャーロック・ホームズ対切り裂きジャック』/ 解説“最後のホームズ物語”/ D.ピリー『患者の眼』訳者あとがき)

【著者紹介】
日暮雅通 : 1954年生まれ。青山学院大学卒業。英米文芸、ノンフィクション翻訳家。日本文藝家協会、日本推理作家協会会員(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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Book Meter Reviews

こちらは読書メーターで書かれたレビューとなります。

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  • Mzo

    お馴染みの翻訳者、日暮さんのエッセイ・コラム集。シャーロッキアンの活動内容も愉しいが、翻訳者の立場で書かれた第三章が抜群に面白い。我々が海外作品を楽しめるのは、こういう苦労があってこそ、なのですね。ところで八王子の「Sherlock Homes」は何度か行ったことあります。コロナ禍が明けたら、また飲みに行こうかな。

  • Ecriture

    翻訳家から見たホームズ。当時の英国民がどう読んだかを基準に "my dear Watoson"は単に「ワトソン」と訳して良いのではないかと主張する。 "Isn't that like putting your hand in the lion's mouth? (ライオンという具体的な名詞を出すかこなれた訳にするか)"や瀕死の探偵での "I never needed that more(thatとは役になりきることか、ビスケットとクラレットを指すのか)" など訳がひと通りには絞れない翻訳の例も興味深い。

  • アルクシ・ガイ

    「アヘン窟はアヘン窟と訳すべし。そうではないと当時の雰囲気が出ない」ごもっとも。なのに今読んでいるホームズもの(日暮雅通訳)では「アヘン靴」なんて誤植が発生するから悲しい。一冊を出版するまでの誰かが「アヘン窟」を聞いたことがないのだ。「過去・現在・未来」と銘打っても、上梓される頃には「過去・過去・過去」になっちゃってるんだな、この手の本は。鮮度が鮮度がと泣けました。でもホームズを巡る様々を知ることができて良かったです。

  • いちはじめ

    雑誌のシャーロック・ホームズ特集などに書いた記事、ホームズ関連の土地やイベントへの旅行記、翻訳について、現在入手困難なホームズのパスティーシュ本に書いた解説などを収録。中でも翻訳について書いた部分が面白い。

  • timeturner

    書き下ろしではなく過去に雑誌などに掲載したものをまとめたものなので、少し雑然とした感じはあるが、場所も時代も文化も違うところで書かれた小説を読むということ、翻案から新訳までの歴史など、翻訳家としての立場から書かれた部分が面白かった。

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