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河畔の街のセリーヌ 2 ブレイドコミックス

日之下あかめ

Product Details

Genre
ISBN/Catalogue Number
ISBN 13 : 9784800012951
ISBN 10 : 4800012953
Format
Books
Publisher
Release Date
February/2023
Japan
Co-Writer, Translator, Featured Individuals/organizations
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Book Meter Reviews

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  • Reticle

    19世紀・パリのお仕事体験&自分探し漫画。前巻と比べ,仕事で巡り合った人々との交流を通じたセリーヌの成長に重きが置かれる。作品全体を通して,仏文学者・鹿島茂氏の19世紀フランス史観,言わば「鹿島史観」を感じる。恐らく,参考にした文献に氏の著作が含まれるのだろう。例えば,本作品の随所に「職業別パリ風俗」(白水社1999)の影響を見て取れる。その持ち味は,バルザックやゾラといった19世紀文学を拾いながら,叙情的に当時の様相を描き出すことにある。一次史料や統計による厳密な史学とはベースが異なる点は,注意が必要。

  • 悠遠

    ちょっとしんみりする話もあり。少女の気持ちは…諦念とは違うのか。なんだろね。途中の骨休めのホームシックはなんか地味に好きな話。

  • コリエル

    酒場の給仕をする回と、みなで連れ立ってピクニックへ行く回が特に好き。都市の光景に憧れる少女とのすれ違いのような邂逅と、パリの人いきれの中から脱して故郷を思い出させる風景に身を浸すエピソードはどこか照応するところを感じる。

  • 幸音

    医師オーギュスタンに付く日に、おばを亡くした時の夢を見たセリーヌ。その時のことで医師に対して苦手意識があり、仕事を見ていても、つい思い込みで構えてしまう。「朗らかでいることは仕事のうちだと思っている」は素敵。1巻で出てきた彼女達がまた出てきて、交流を深めている様子が微笑ましい。見せびらかし馬車散策は笑った。でも本当にあったんだね。お針子の彼女は次の職場が決まった。

  • ソーシャ

    2巻。当時の給仕や医者の仕事、そして休日を過ごす人々が描かれます。ライシテについての話や細菌学の勃興についての話など、日常の中に出てくる歴史的なディテールが心憎いです。休日回はこれまでに出てきたキャラクターの再登場でお得感がありますね。

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