Books

わたし8歳、職業、家事使用人。 世界の児童労働者1億5200万人の1人

日下部尚徳

Product Details

Genre
ISBN/Catalogue Number
ISBN 13 : 9784772613620
ISBN 10 : 4772613625
Format
Books
Publisher
Release Date
October/2018
Japan
Co-Writer, Translator, Featured Individuals/organizations
:

Content Description

「家の中」で働く女の子たちは、どのような暮らしをしているのでしょうか。なぜ学校にも行かず「家事使用人」になるのでしょうか。世界にいる1億5200万人の児童労働者のうち、家事使用人として働かなければならない女の子のきびしい現実、直面する問題や課題、私たちに今なにができるのかを紹介します。

目次 : 第1章 家事使用人として働く3人の女の子/ 第2章 女の子が家事使用人になる3つの理由/ 第3章 幼い女の子を雇う6つの理由/ 第4章 女の子たちが体験する7つの苦しみ/ 第5章 630万人の子どもたちが働く国・バングラデシュ/ 第6章 世界にいる1億5200万人の児童労働者/ 第7章 「子どもが働くのは当たり前」こんな社会を変えるための5つの方法/ 第8章 発展途上国への国際協力はどのように進んできたのか?/ 第9章 私たちにできることはなに?

【著者紹介】
日下部尚徳 : 東京外国語大学講師。岐阜女子大学南アジア研究センター研究員、文京学院大学助教、大妻女子大学専任講師等を経て、現職。高校生の頃からシャプラニールのユースボランティアに参加し、2012年から5年間同合の理事を務める。バングラデシュの社会経済動向や、途上国の貧困、災害問題に関する調査、研究に従事

藤〓文子 : シャプラニール事務局次長。シャプラニールの現地事務所長としてバングラデシュとネパールに駐在。ストリートチルドレンや働く子どもの支援、エスニック・マイノリティや遠隔地に住む子どもたちへの教育支援プロジェクト等に従事

京井杏奈 : シャプラニール国内活動グループ統括。大学卒業後、銀行系クレジットカード会社での勤務を経て、2008年より現職。ファンドレイジングをはじめ、日本国内でシャプラニールの活動や国際協力、南アジアについて伝えるイベントやスタディツアーなどの企画に従事

藤岡恵美子 : シャプラニール副代表理事、ふくしま地球市民発伝所事務局長。2005年〜2009年にかけてシャプラニールの現地事務所長としてバングラデシュに駐在。家事使用人として働く少女の支援事業立ち上げに携わる。現在は、ふくしま地球市民発伝所事務局長として、福島原発災害の教訓を海外の人びとに伝える活動に従事(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

Customer Reviews

Comprehensive Evaluation

☆
☆
☆
☆
☆

0.0

★
★
★
★
★
 
0
★
★
★
★
☆
 
0
★
★
★
☆
☆
 
0
★
★
☆
☆
☆
 
0
★
☆
☆
☆
☆
 
0

Book Meter Reviews

こちらは読書メーターで書かれたレビューとなります。

powered by

  • がらくたどん

    18年の出版。バングラデシュの貧困層の少女が住み込み家事労働に就く実体とそれを許す社会的背景、現地NPOの取り組みを紹介したYA世代向けの社会科学系図書。統計資料等は中学生でも混乱しない程度に大まかだが、個別の事例や現地の写真が充実していて「児童労働」のイメージはとても掴みやすい良書と思う。日本でも大正期までは普通にあった女中奉公と似た「家事使用人」として特に学童年齢の少女は安価で居住空間が狭くて済み判断能力がない点で好まれるという。後半は日本国内の経済格差にも言及し「自分事」として考えるよう促している。

  • なむさん

    彼女達を救えたらどんなに素敵だろう。労働の犠牲者になっている子どもたち全員をなんとかしてあげたい。冷たい床や腐った食べ物から勤労を生み出さなければいけない子どもはみんな救い出して、あらゆるあたたかいものを与えてあげたいのに。全財産を尽くしても全員の一食分にも及ばないだろう、自分は無力だと思い知らされた。文体から、子供向けの本なんだろうな、今の日本の子どもが読んだらなんて思うんだろう。

  • 多津子

    貧しさゆえ学校にも通えず親元を離れ働く子供は世界にはまだたくさんいる。その中でバングラデシュで家事使用人として働く幼い女の子に焦点をあてた本。主人の子供との格差、家庭内であるからこそ外には出にくい待遇や虐待。彼女たちが低年齢で働くことを防ぎ、自立した大人になるための支援や社会の意識を変えようとする取り組み。望みを聞くと多くの子が言うのは、家族と暮らしたいと学校に行きたいなのだ。それを当たり前にするために努力する人々がいる。

  • Carol

    私が小中学生だった20年以上前には既に児童労働が問題視されていたような気がするが、20年経っているのに(当時の子供たちはもう中年なのに)「児童」労働がなくならないのはなんでなんだろうと思い、読んでみました。女性の社会進出によって中流の家でも安く働いてくれる使用人が必要になるという現代ならではの理由もあるとわかりびっくり。最後の章に日本にいる私たちができることが書かれていてとてもよかった。早速peaple treeのサイトでお買い物。こんなことしかできないけれど、できることをやっていこうと思いました。

  • 白熊猫

    どこに生まれてくるかを選ぶことはできない。自分や自分の子どもと比べると、どうして、という感じと、どうしたら、という気持ちでいっぱいです。

レビューをもっと見る

(外部サイト)に移動します

Recommend Items