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民俗学で考える 角川選書ビギナーズ

新谷尚紀

Product Details

Genre
ISBN/Catalogue Number
ISBN 13 : 9784047037342
ISBN 10 : 4047037346
Format
Books
Publisher
Release Date
March/2025
Japan
Co-Writer, Translator, Featured Individuals/organizations
:

Content Description

年中行事や人生儀礼、仕事や衣食住、信仰や祭礼、言語や民話に芸能…私たちの生活におけるさまざまなテーマを扱う「民俗学」。なんでもあり、奥が深そうな、おもしろそうなイメージではあるものの、そもそもどういう学問なのか。歴史学でもなく社会学でもなく、民俗学という視点で眺めてみると、どんなことが見えてくるのか―。その成り立ちから特徴に触れながら、「民俗学で考える」方法とその魅力を紹介する。本格的で新しい入門書!

目次 : 第1章 「民俗学で考える」ということ/ 第2章 民俗学で考える「仕事と衣食住」/ 第3章 民俗学で考える「家族と社会」/ 第4章 民俗学で考える「寺社と信仰」/ 第5章 民俗学で考える「祭礼行事と芸能」/ 第6章 民俗学で考える「言語と語り」

【著者紹介】
新谷尚紀 : 1948年広島県生まれ。77年早稲田大学大学院文学研究科史学専攻博士後期課程単位取得。社会学博士(慶應義塾大学)。国立歴史民俗博物館名誉教授、国立総合研究大学院大学名誉教授。國學院大學文学部教授及び大学院教授、大学院客員教授を歴任

岸澤美希 : 1994年埼玉県生まれ。2017年國學院大學文学部日本文学科卒業。編集者・ライターとして働きながら研究を続ける。ポッドキャスト「やさしい民俗学」を配信中(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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Book Meter Reviews

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  • tamami

    「角川選書ビギナーズ」の一冊。著者の新谷さんは、歴博や國學院大學で教授を歴任された斯界の大御所、岸澤さんは新谷さんのお弟子筋の若手研究者。「民俗学はどんな学問?」というお二人の対談から始まり、民俗学の歴史と担っている学問領域、研究の方法について、「仕事と衣食住」、「家族と社会」等のテーマごとに、具体例を挙げて記述している。普段あまり意識せずに過ごす日常の生活や年中行事について、本来の意味を考える切っ掛けになろう。自分自身本書を読んで、今まで自分が生きてきた日々とこれから迎える死について考える機会となった。

  • Go Extreme

    移り変わり変化を重ねる暮らし 生活や行事祭りに歴史や意味 名もなき人々の生活に光 比較研究法と重出立証法 新旧の変遷を見出す 多数の民俗資料収集の重要性 民俗資料と文献史料の併用 地域差と歴史的変化 現代社会の現象考察 暮らしの歴史から見る現代住宅 伝統的な稼ぐに追いつく貧乏なし 生活の知恵継承の難しさ 都市と農村の関係性 人間関係の希薄化 生活感覚と記憶の共有 故郷の本質 多様な民俗信仰 年中行事と共同体の絆 言葉は文化を映す鏡 物語が伝える社会状況 異界の物語と人々の不安 民俗学は過去と現在をつなぐ

  • (20250328,380.1)民俗学「を」ではなく、民俗学「で」というのにまず、ん?と惹かれる。「哲学で考える」系の本にならったのかな? 後半はほぼ「を」になっていて、著者もそれを自覚しているのか、ラストにやんわり政治批判コラム。なるほど着地の妙ですね。私が気になったのは、波平・桜井・宮田各氏の「ケガレ」概念の否定。これは著者の「ケガレからカミへ」1997にあるらしい(近隣どこも所蔵してない)。柳田・折口が本流とする点や、「民間信仰」ではなく「民俗信仰」と断定するのも、どーうも私には違和感がある。保留。

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