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政治の米・経済の米・文化の米 稲と米で読む日本史

新谷尚紀

Product Details

ISBN/Catalogue Number
ISBN 13 : 9784634591479
ISBN 10 : 4634591472
Format
Books
Publisher
Release Date
March/2025
Japan

Content Description

日本人にとって米とは何なのか? 日本列島における稲作の歴史が紀元前10世紀半ばまで遡ることが明らかになったことは記憶に新しいが、その後の伝播についても各地でかなりの時間差があったことも明らかになった。また、米の食べられ方についても、戦後に入るまで白米は貴重だったことを改めて見直しながら、日本人にとって大変馴染み深いとされてきた米と稲作について、民俗学・歴史学・考古学の垣根を超えて、検証していく。
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〈目次〉
第1章 稲作のはじまり
第2章 「稲の王」としての天皇
第3章 稲米が生んだ武家政権
第4章 幕藩制下の稲米と貨幣    
第5章 近現代社会の稲米  

【著者紹介】
新谷尚紀 : 1948年、広島県生まれ。早稲田大学大学院文学研究科博士後期課程単位取得、国立総合研究大学院大学・国立歴史民俗博物館名誉教授。社会学博士(慶應義塾大学)(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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Book Meter Reviews

こちらは読書メーターで書かれたレビューとなります。

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  • パトラッシュ

    米不足が叫ばれているが、選挙でも外国産の輸入を増やせとの声は与野党問わず聞こえない。日本の歴史は米作と共に始まり、政治も経済も文化も米を基本とした。天皇は「稲の王」として政治体制成立の一歩となり、米が安定した租税となって経済が回り、事実上の貨幣として扱われて武士が誕生し武家政権時代をもたらした。ひとつの作物がこれほど国家の命運を左右した例は他にないが、孤立した島国という位置もあり独自の米に絡んだ文化が磨かれていったのだ。国民性に変化が現れる昨今でも、遺伝子レベルにまでしみ込んだ米への信仰は滅びそうにない。

  • takao

    ふむ

  • (ま)

    民俗伝承学から読み直した日本史から見えてくる日本における稲と米の政治的、経済的、文化的、宗教的な意味と意義と重要性と

  • Ryo Sogawa

    副題にあるとおり、稲と米の日本史なのだが…日本史そのものが、稲と米抜きには語れないことを感じた。

  • Go Extreme

    歴史民俗博物館 三学協業 稲作伝播 赤米ルート 水利灌漑 荘園協力 肥料 経験知 品種 二毛作 商品作物 流通 稲作定着 古墳時代 登呂遺跡 弥生 邪馬台国? 前方後円墳 大王象徴 貨幣起源 宝貝 形式素材 和同開珎 皇朝十二銭 律令 撰銭令 悪銭排除 武家政権 経済基盤 稲 源平 関東武士団 畠山 斎藤 民俗伝承 大田文 土地調査 支配 王権二重構造 形式 実力 幕藩体制 石高制 大坂米市 米流通中心 三貨制度 金 銀 銭 律令祭祀→石上祭祀 壬生花田植 地租改正 農民負担増 金納 米小麦戦略 食変化

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