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地面師たち 集英社文庫

新庄耕

Product Details

Genre
ISBN/Catalogue Number
ISBN 13 : 9784087443387
ISBN 10 : 4087443388
Format
Books
Publisher
Release Date
January/2022
Japan

Content Description

ある事件で母と妻子を亡くした辻本拓海は、大物地面師・ハリソン山中と出会い、彼のもとで不動産詐欺を行っていた。ハリソン一味のメンバーは、元司法書士の後藤、土地の情報を集める図面師の竹下、土地所有者の「なりすまし役」を手配する麗子の五人。彼らはひと仕事を終え再集結し、ハリソンの提案で次に狙いをつけたのが泉岳寺駅至近にある広大な土地。市場価格100億円という前代未聞の案件だった。一方、定年を間近に控えた刑事の辰は、かつて逮捕したが不起訴に終わったハリソン山中を独自に追っていた。
次々と明らかになる地面師たちの素顔、今だかつてない綱渡りの詐欺取引、難航する辰の捜査。そして、地面師の世界に足を踏み入れた拓海が知った衝撃の事実……。それぞれの思惑が交錯した時、待ちうけていた結末とは――。
地面師たちの組織的犯罪を、圧倒的なリアリティーで描いた新時代のクライムノベル。


【著者略歴】
新庄耕(しんじょう・こう)
1983年、京都府生まれ。神奈川県在住。慶應義塾大学環境情報学部卒業。2012年、「狭小邸宅」で第36回すばる文学賞受賞。著書に『狭小邸宅』『ニューカルマ』『カトク 過重労働撲滅特別対策班』『サーラレーオ』がある。


【著者紹介】
新庄耕 : 1983年東京都生まれ。慶應義塾大学環境情報学部卒業。2012年、第36回すばる文学賞を受賞した『狭小邸宅』にてデビュー(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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Book Meter Reviews

こちらは読書メーターで書かれたレビューとなります。

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  • あすなろ@no book, no life.

    あ、確かに出来るかもねと思わせる作品であった。司法書士を介した不動産取引。世の多くの方は一生に一度か数回かがあるかないかだと思うのだが、僕は現職でも前職でも仕事柄こうしたシーンに多く立ち会ったり当事者だったりする。その意味で興味深く、面白く、恐ろしさ分かったのである。そしてこの作品はそれだけに在らずである。登場人物達の詐欺師的キャラ付けが良い。またそれに加えハリソン山中の得体知れぬ恐ろしさが迫って来るのである。かつてなかったであろう土地取引を基礎としたロワールでヒットするのが分かる作品であった。

  • kyokyokyo3201

    「地面師」という言葉は実際の事件の時に知った。その事件を元に書かれた本書。冒頭の不動産詐欺契約場面から引き込まれて一気に読んだ。騙す側と騙される側の攻防(特にラストの事件)にドキドキハラハラ手に汗握る。解説で大根仁氏が(会社的に)映像化が難しい旨を書いておられたが、Netflixでドラマ化が決定とのこと。見る!

  • キタ

    Audibleにて。Netflixは以前観ていたのでNetflixの役者さんがどうしてもイメージが出てきちゃいながら読んだ(聴いた)。珍しく書籍と映像どちらもよかったと思う。ぜひ、続編も読もう。しかしAudibleで小説聴くのは意外にあってるかも。

  • となりのトウシロウ

    面白くて、あっと言う間に読了。地面師と呼ばれる不動産詐欺師達を描いた作品。実話の積水ハウス事件をモデルに大手デベロッパーをペテンにかける様が、騙す側と騙される側の緊迫した攻防が手に汗握るスピード感溢れるタッチで描かれている。こんな話を読むと誰を信用して良いのか、誰も信じられなくなってしまう。老年刑事の辰の活躍をもっと見たかったように感じた。これ、シリーズになってるのかな?そんなエンディングでした。

  • レモングラス

    このドラマが観たくてネットフィリックスに登録したら期待以上の見応えで、ただ映像では、きつく感じる過激なシーンも多かったので、原作もそうなのかなぁと、やや不安な気持ちで読み始めたら、割りに穏やかに読み進めることができ、ドラマとはまた違った面白さがありました。綾野剛さん、豊川悦司さんなど出演者の声で聞こえるように読むことができました。解説がドラマの監督の大根仁さんで、これもまた得した気分。積水ハウス地面師詐欺事件がモデルで、五反田の旅館を積水が購入したまさにその頃、監督は旅館の前を通りかかったそうです。

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