Books

島津氏 (仮)辺境から日本を動かした一族 Php新書

新名一仁

Product Details

ISBN/Catalogue Number
ISBN 13 : 9784569857824
ISBN 10 : 4569857825
Format
Books
Publisher
PHP
Release Date
September/2024
Japan
Co-Writer, Translator, Featured Individuals/organizations
:

Content Description

辺境から日本を動かしてきた島津家。歴史の転換期に活躍した一族の変遷をたどることで、日本史の新たな一面が見えてくる。

【著者紹介】
新名一仁 : 1971年、宮崎県生まれ。鹿児島大学法文学部人文学科卒業。広島大学博士課程後期単位取得退学。博士(文学・東北大学)。みやざき歴史文化館、宮崎市きよたけ歴史館学芸員などを経て、現在は宮崎市史編さん室専門員、南九州大学非常勤講師。専門は、南北朝期から戦国期の島津氏研究

徳永和喜 : 1951年、鹿児島県に生まれる。九州大学人文科学部後期博士課程(日本史学専攻)修了。博士(文学)。鹿児島県立高校教員を経て、現在は、鹿児島市立西郷南洲顕彰館館長。鹿児島史談会会長を兼ねている。著書には、『薩摩藩対外交渉史の研究』(九州大学出版、第32回南日本出版文化賞受賞)などがある(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

Customer Reviews

Comprehensive Evaluation

☆
☆
☆
☆
☆

0.0

★
★
★
★
★
 
0
★
★
★
★
☆
 
0
★
★
★
☆
☆
 
0
★
★
☆
☆
☆
 
0
★
☆
☆
☆
☆
 
0

Book Meter Reviews

こちらは読書メーターで書かれたレビューとなります。

powered by

  • よっち

    鎌倉時代から幕末まで九州南部を支配し、今なお続く武家の名門島津氏。各時代の島津家歴代当主の政策に焦点を当て、その生存戦略に迫る1冊。鎌倉時代の島津荘下司への抜擢と比企の乱の影響、南北朝時代における選択と南朝方や九州探題との抗争、常に反島津方に晒され、兄弟間や一族間抗争が頻発した室町・戦国時代、豊臣秀吉の九州征伐や関が原の戦いでの選択、そして琉球出兵など、地理的要因も大きかったのかもしれませんが、難しい選択が続く中でその時々で采配できる人材が出てきて、今に至るまで生き延びてきたしたたかさが際立っていました。

  • nishiyan

    鎌倉時代から現在も続く名門の島津家。その700年の歴史を際立った業績を残した当主の治世ごとに章立てした新書。帯にある「島津氏」通史の決定版というのはさすがに言い過ぎではないかと思うのだが、島津を名乗るようになってから南北朝の内乱を生き抜き、戦国時代、織豊時代、江戸時代と何度も迎えた危機を乗り越えてきた流れを把握するのには役に立った。気になったのは島津重豪の治世。財政悪化の原因には苦笑いしかなかったのだが、調所広郷が進めた琉球を利用した密貿易の実態を知れたのは収穫だった。

  • 山家

    「信長の野望」で知った島津忠良から島津義久らの四兄弟の戦国時代、そして、島津重豪から島津久光の幕末から明治初期の頃の島津氏のことは、それなりに知っていましたが。鎌倉初期から南北朝時代に至るまでの島津氏については、ほとんど知らなかったので、こんなことがあったのか、と蒙を開かれることになりました。薩摩を中心とする一族というイメージがありましたが、意外と中央との関係も重要で、それにずっと翻弄されてきたのだ、と改めて感じました。それにしても分家の関係等にも触れて欲しかったですが、それをやると上下巻になりそうです

  • Jampoo

    薩摩を支配した島津氏について鎌倉時代から幕末まで網羅的に記す新書ながら硬派な書。 藤原摂関家の島津荘を受け継ぎ下向した島津氏の絶え間ない戦いはもちろん、調所広郷の密貿易を軸にした財政改革や、上野景範の上海密航など幕末期の話も面白い。 薩摩は日本の末端ゆえに世界への先端であり、国際的な交易が島津氏の命運に大きく関わったのを感じる。

  • 長重

    島津を名乗り始めた初代忠久から、幕末の国父 島津久光までを取り上げた島津氏通史本。 忠久から、戦国時代の義久・義弘までは、概略を客観的に書かれているので、素人の自分でも楽しく読めましたが、忠恒以降は、忠恒の朱印船貿易推進、重豪期の調所広郷の藩政改革、斉彬による富国強兵政策、久光の幕政への介入と私鋳銭鋳造の実態などの、難解な話を掘り下げて解説されているので、前半と後半で随分印象が変わる本に感じました。

レビューをもっと見る

(外部サイト)に移動します

Recommend Items