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ヨーロッパ中世人の世界

新倉俊一

Product Details

Genre
ISBN/Catalogue Number
ISBN 13 : 9784480084149
ISBN 10 : 4480084142
Format
Books
Publisher
Release Date
March/1998
Japan

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Book Meter Reviews

こちらは読書メーターで書かれたレビューとなります。

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  • 近江

    12〜15世紀のヨーロッパの考え方について、文学の側面からを中心に切り込んだ本。トリスタン伝説のように書中に何度も出てくる有名物語もあれば、土着風俗のような話まで範囲は様々。中世ヨーロッパ人の世界観としてキリスト教観によって天国と地獄しかなかったところに煉獄の観念が生まれた13世紀の話や、ギリシャ時代の狂気や男色扱いから12世紀に発明された愛についても騎士道物、要するに障害を乗り越えるロマンスもののようなものが発明された経歴などがが興味深かった。

  • 四号戦車

    紹介されているファブリオ(笑話)の翻訳が非常に出来が良い。 参照に取り上げている「ロランの歌」や「トリスタンとイズー」もイメージが膨らむものばかりだった。

  • 武井 康則

    ローランの歌、トリスタン物語、アベラールとイズーなどのトルバドゥール詩歌から、中世人の恋愛、法、死生観などを読み解く。吟遊詩人、ケルトの影響、南仏の情熱など、まだ国家も貨幣経済も本格的でなく、過渡期の時代を読み解く。素人にも読みやすく伝説の類の基礎固めに良いかも。

  • j1296118

    モロワの森の恋人達、秘薬の扱いの話が面白く、カーライル写本の断片読んでいないのを思い出してweb上の英訳を漁るの事。 『愛について』がえらい勢いで罵られてて読んでみたくなる。

  • しんかい32

    中世フランス文学についての著者の評論を集めたもの。既存の学説の批判に多くページを割いているところなど、内容はマニアックだが論旨が明快なのですんなり読める感じ。やはりトリスタン関係のところが一番おもしろい。最後のエッセイはなんだったんだろ

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