Books

シン読解力 学力と人生を決めるもうひとつの読み方

新井紀子

Product Details

Genre
ISBN/Catalogue Number
ISBN 13 : 9784492762677
ISBN 10 : 4492762671
Format
Books
Publisher
Release Date
February/2025
Japan
Co-Writer, Translator, Featured Individuals/organizations
:

Content Description

東ロボくんの開発責任者で、読解力を調査・研究し、受検者数50万人のRSTを開発・普及させてきた『AI vs. 教科書が読めない子どもたち』の著者による待望の続編!

ここで言う「読解力」とは、国語や読書の際に用いられる一般的にイメージされる読解力ではなく、「教科書を正確に読み解く力」を指す。そこで著者はこれを「シン読解力」と名づけた。
シン読解力を測るリーディングスキルテスト(RST)の受検者は50万人を超え、そのデータから様々な事実がわかってきた。

・誰もが読めるはずの教科書が読めていない子どもたちがいかに多いか。
・子どもだけでなく、実は大人も教科書や新聞が読めていない。
・シン読解力と学力には強い相関がある。
・シン読解力が低いとビジネスにも支障をきたす。
・シン読解力は学校では教えてくれない。
・シン読解力は国語や読書では身につかない。
・シン読解力はスキルであり、トレーニングによって年齢を問わず身につけることができる。

RST受検者50万人のデータを元に、
シン読解力とはなにか、教科書が読めないのはなぜかを明らかにし、
RSTの成績向上に成功した事例を紹介しながら、シン読解力習得の処方箋を示す。



【著者紹介】
新井紀子 : 国立情報学研究所 社会共有知研究センター長・教授。一般社団法人 教育のための科学研究所 代表理事・所長。東京都出身。一橋大学法学部およびイリノイ大学数学科卒業、イリノイ大学5年一貫制大学院を経て、東京工業大学より博士(理学)を取得。専門は数理論理学。2011年より人工知能プロジェクト「ロボットは東大に入れるか」プロジェクトディレクタを務める。2016年より読解力を診断する「リーディングスキルテスト」の研究開発を主導。科学技術分野の文部科学大臣表彰、日本エッセイスト・クラブ賞、石橋湛山賞、山本七平賞、大川出版賞、エイボン女性教育賞、ビジネス書大賞などを受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

Customer Reviews

Comprehensive Evaluation

☆
☆
☆
☆
☆

0.0

★
★
★
★
★
 
0
★
★
★
★
☆
 
0
★
★
★
☆
☆
 
0
★
★
☆
☆
☆
 
0
★
☆
☆
☆
☆
 
0

Book Meter Reviews

こちらは読書メーターで書かれたレビューとなります。

powered by

  • アキ

    リーディングスキルテスト(RST)とは、@係り受け解析A照応解決B同義文判定C推論Dイメージ同定E具体例同定の6つの分野に分けて能力診断をするコンピューター上で実施するテストのこと。著者は「ロボットは東大に入れるか」プロジェクトを行ったディレクター。「AIvs. 教科書が読めない子どもたち」を書き、メディアから国語や読書の大切さを結論付ける報道に異議を申し立てる。読解力とは、知識や情報を伝達する目的で書かれた自己完結的な文書を読み解く力であり、それは誰でもトレーニングで身につくもの。巻末に実践編がある。

  • とよぽん

    前著は7年前になるのかと、驚いた。本書も大変刮目すべきセンセーショナルな内容だった。新井先生は、最新の人工知能がどれだけ大学入試合格の学力を示すことができるか、実証実験の結果からその大いなる進化ぶりに驚く。しかし、一方で小論文的な記述問題に対しては、予備校の先生に採点依頼した結果、0点という結果も。先生は、とにかく子どもも大人も、教科書の内容を理解することを目標に、研究を続けていらっしゃる。有難い。生活言語と学習言語が別物であること、学習言語にも数学言語、国語言語など違いがあることがよく分かった。

  • ムーミン

    実に興味深い内容でした。本市の新任職員や教員に検査してみたくなってしまいました。

  • ta_chanko

    何もしなければ、読解力は中学3年生以降、成長しない。自然と教科書を読める子は、誰の手も借りずに理解を深め、難関大学に進学していく。一方、教科書が読めずに躓いた子は、学力の伸びが頭打ちになったり、勉強に対する意欲を失くしていく。この本を読んで分かったことは、教科ごとに文章の読み方が違うということ。数学の定義や、国語の行間を読むスキル、社会科の必ずしも因果関係のない文のつながり...。こういったことを理解し、場合によって使い分け、適切に対応をしていくことが当たり前に求められているが、できる人はごくわずか...

  • livre_film2020

    「俺にわかる文章持ってこい」って言ってる人が読解力ないんですよっていう皮肉には笑った。また、同じ規模感の会社でも、新卒に人気の会社ほど、読解力がある社員が多く、人気のない会社ほど、読解力がない社員が多いというのも「世界」という感じ。良い具合に悪口が書いてあって、だから売れてるのかなあ。

レビューをもっと見る

(外部サイト)に移動します

Recommend Items