Product Details
ISBN 10 : 4004316413
Content Description
基本はオマケ、だが人はしばしばオマケのためにモノを買う。夏目漱石、川端康成、太宰治から、松本清張、赤川次郎、渡辺淳一まで。名作とベストセラーの宝庫である文庫本。その巻末の「解説」は、読者を興奮と混乱と発見にいざなうワンダーランドだった!痛快極まりない「解説の解説」が幾多の文庫に新たな命を吹き込む。
目次 : 1 あの名作に、この解説(夏目漱石『坊っちゃん』―四国の外で勃発していた解説の攻防戦/ 川端康成『伊豆の踊子』『雪国』―伊豆で迷って、雪国で遭難しそう ほか)/ 太宰治『走れメロス』―走るメロスと、メロスを見ない解説陣/ 2 異文化よ、こんにちは(サガン『悲しみよこんにちは』/カポーティ『ティファニーで朝食を』―翻訳者、パリとニューヨークに旅行中/ チャンドラー『ロング・グッドバイ』/フィッツジェラルド『グレート・ギャツビー』―ゲイテイストをめぐる解説の冒険 ほか)/ 3 なんとなく、知識人(庄司薫『赤頭巾ちゃん気をつけて』/田中康夫『なんとなく、クリスタル』―ン十年後の逆転劇に気をつけて/ 吉野源三郎『君たちはどう生きるか』/マルクス『資本論』―レジェンドが鎧を脱ぎ捨てたら ほか)/ 4 教えて、現代文学(村上龍『限りなく透明に近いブルー』『半島を出よ』―限りなくファウルに近いレビュー/ 松本清張『点と線』『ゼロの焦点』―トリックの破綻を解説刑事が見破った ほか)
【著者紹介】
斎藤美奈子 : 1956年新潟県生まれ。児童書などの編集者を経て、文芸評論家。『文章読本さん江』で第1回小林秀雄賞受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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ヴェネツィア
読了日:2020/05/22
zero1
読了日:2019/10/03
takaC
読了日:2017/10/30
KAZOO
読了日:2021/09/19
マエダ
読了日:2017/04/25
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