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ISBN 10 : 4000616102
Content Description
近年活況を呈する韓国文学翻訳の第一人者であり、優れた書き手でもある著者初の読書エッセイ集。文学に刻まれた朝鮮と日本の歴史をたどり、埋もれた詩人や作家に光を当て、人間が疫病や戦争に向き合ってきた経験をひもとくなど、韓国文学に止まらない古今の本を取り上げながら、その普遍性を今に開く。
目次 : 黄色い本のあった場所―「チボー家」と私たち/ いぬいとみこさんのこと/ 結核をめぐる二つの物語―林芙美子と郷静子/ 多摩川沿いの工場で―「土堤」を読む/ 「かるた」と「ふりかけ」―鶴見俊輔の「断片」の味/ 翻訳詩アンソロジーの楽しみ/ 杏の枝と七夕の夜―後藤郁子と茨木のり子/ 炭鉱町から来た人/ 詩人・仲村渠の路地をたどる/ 一九一六年、漱石と李光洙/ 旧正月の李箱の手紙/ 脱北者が読むジョージ・オーウェル/ 元山中学の同級生―後藤明生と李浩哲/ 長璋吉が描いた朝鮮語の風景/ 物語に吹く風 朝鮮短篇小説選/ 堀田善衞と「ジョー」の肖像/ 「やさしみ」のやりとり/ 森村桂という作家がいた/ マダム・マサコの洋裁店/ 編み物に向く読書/ 三人の女性の「敗戦日記」/ 中村きい子の激しさに打たれる/ 木の栞にぶら下がる
【著者紹介】
斎藤真理子 : 1960年新潟市生まれ。翻訳者、ライター。2015年、『カステラ』で第一回日本翻訳大賞受賞。2020年、『ヒョンナムオッパへ』(チョ・ナムジュ他、白水社)で韓国文学翻訳大賞(韓国文学翻訳院主宰)受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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trazom
読了日:2024/01/05
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読了日:2024/04/10
まこみや
読了日:2023/10/24
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