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増補改訂版 韓国文学の中心にあるもの

斎藤真理子

Product Details

Genre
ISBN/Catalogue Number
ISBN 13 : 9784781624167
ISBN 10 : 4781624162
Format
Books
Release Date
January/2025
Japan
Co-Writer, Translator, Featured Individuals/organizations
:

Content Description

 

【著者紹介】
斎藤真理子 : 1960年新潟市生。翻訳者、ライター。2015年、『カステラ』で第一回日本翻訳大賞受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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Book Meter Reviews

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  • 榊原 香織

    今、韓国文学ブームらし。ハン・ガン好き。 他にもいろいろ読んでみたい作品が紹介。 朝鮮戦争が背後に大きく。 力作良書。

  • まーくん

    柄にもなく文学論のような本に手を出してしまった。著者斉藤真理子さんは、あの切れ味鋭い批評で有名な文芸評論家の斉藤美奈子さんの妹さんらしい。そんな次第で、ハン・ガンも読んだことはなく韓国文学に馴染みがないのに偶々書店で出会い、購入してしまった。これは単なる文学論ではなく韓国社会から見た韓国現代史だ!セウォル号事件、IMF危機、光州事件、維新の時代(朴正煕独裁政権)そして韓国文学の背骨である朝鮮戦争へと時代を遡り、その時々の社会の動きを映す文学作品と著者、そして時代の荒波に翻弄される民衆の叫びを甦させる。⇒

  • yumiha

    「ベルリンの壁崩壊の後、眠られない夜が続きました」という韓国旅行の際のバスガイドさん(日本で教育を受けた)の言葉がいまだに残っている。当時(約30年前)の私は、朝鮮戦争で親戚や一族が離れ離れになった苦しみを想像した。だが、朝鮮戦争の傷跡はそれだけではなかった。@国土のほとんどが戦場となり逃げ回る苛烈な地上戦Aイデオロギー戦争、と本書によって教えられ、もっと深く重い述懐だったのだと知った。そして済州島事件、光州事件、セウォル号事件などを通して、社会⇔個人を浮き彫りにしてきた数々の韓国文学の凄みを思う。

  • かふ

    「高橋源一郎の飛ぶ教室」で紹介されていたが、偶然にも借りていた。ハン・ガンのサブテキストぐらいに思っていたのだが、韓国文学史を韓国の歴史から紐解いていく。日本でも話題になったチョ・ナムジュ『82年生まれ、キム・ジオン』からハン・ガンのノーベル賞まで疑問が解けた感じである。チョ・ナムジュの本は豊かになった韓国社会とそれでも幸せになれない女性のトラウマを描いているのだが、それから韓国のフェミニズムはさらに過激になっていくのだ。そこには韓国では朝鮮戦争がまだ継続中のリアルさがあった。

  • yyrn

    「韓国文学の中心にあるもの」という表題のとおり、韓国の現代小説には、長年、韓国が隣国の干渉にさらされ、他国に支配され、常に何らかの抑圧を受けてきた歴史や危機感がベースにあると言い、その歴史や危機感が小説にどう反映されて、韓国人の人々に受け入れられ、今も読み継がれているのかを分かり易く教えてくれる本だった。章立てがそれをよく表している。▼キム・ジョンが私たちにくれたもの/セウォル号以後文学とキャンドル革命/IMF危機という未曽有の体験/光州事件は生きている/維新の時代と「こびとが打ち上げた小さなボール」/⇒

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