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関係する女所有する男

斎藤環(精神科医)

Product Details

Genre
ISBN/Catalogue Number
ISBN 13 : 9784062880084
ISBN 10 : 4062880083
Format
Books
Publisher
Release Date
September/2009
Japan
Co-Writer, Translator, Featured Individuals/organizations
:

Content Description

男女の違いとは何か。男女論の多くは、なぜトンデモ化するのか。精神科医が男女論が陥る罠を分析しつつ、男女の違いという難問に「所有」と「関係」というキーワードを使って鮮やかにメスを入れる。

【著者紹介】
斎藤環 : 精神科医。医学博士。1961年岩手県出身。筑波大学医学研究科博士課程修了。専門は思春期・青年期の精神病理学、病跡学、ラカンの精神分析、「ひきこもり」問題の治療・支援ならびに啓蒙活動。評論活動は、時事問題から、文学、美術、音楽、マンガ、アニメ、サブカルチャー全般に及ぶ(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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Book Meter Reviews

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  • どんぐり

    男と女の最大の違いは、「所有」と「関係」の違いである。所有を追求する男と、関係を欲する女。これが斎藤環の基本的主張である。男は必要とあれば1ドルの品物に2ドルでも払う。女はたとえ必要でなくても、セール中なら2ドルの品物を1ドルで買う。女は結婚するまで、未来について思い悩んでいる。男は結婚するまで、未来を思いわずらうことはない。成功した男とは、妻が浪費する以上に多く稼ぐ男のこと。成功した女とは、そんな男をゲットした女のこと。こんなところになんとなく思い当たる点があったら、この本を読んでみるといい。

  • harass

    男女の性差について。安易な性差本の嘘や学術的な間違い、女は○○だからXXが得意でうんぬん、おかしなところを指摘していく。途中から著者の臨床医の患者との経験からやフロイトラカン精神分析をからめて男女間の違いを指摘していくが、精神分析の部分は知識が無いと完全に理解は難しいと思われる。自分は少しはあるので納得がいったのだが、ほかの人のレビュをみるとそこあたりを指摘する人が多く、精神分析についていろいろ考えてしまった。ラカンの『女性は存在しない』の言葉がよくわかった。知的好奇心をくすぐる良い読み物。おすすめ。

  • Y

    男女の違いをジェンダーを通して探っていく本書は、男には所有の原理が、女には関係の原理が働いていると主張している。その主張を裏付けるために色んなものが引き合いに出されていたが、特にオタクについての考察が面白かった。十全には理解できなかったけれど、部分的には興味深く読めた。ジェンダーってやはり難しい。

  • ヤギ郎

    男女の違いには生来的なものが少なく(ほとんどないといっていい。)社会的文化的な影響により形成される。「関係する女」「所有する男」と科学に基づき簡単に表現したことに価値があろう。ただ、ここに当てはまらない者も考えなければならない。筆者は本文中にセクシュアル・マイノリティを検討する難しさを表している。(今後に期待したい。)文学やアニメは直に「男」や「女」を表現する。その表現の分析、そして表現を消費する私たちの分析には有効な一冊となろう。筆者は日本文化を念頭に置いているようだが、外国ではどうなのだろうか。

  • showgunn

    トンデモ脳科学本の検証とか、途中まですごく面白かったんだけど精神分析の話になると途端に自分の頭では理解が及ばなくなり、実感としてもそうかな〜と思うところが多かった。これは自分の能力のせいもあるし、そうでもないところもあると思う。タイトルはパロディというか皮肉なんだけど、誤解を招きそうな気もする。 2009年に出版されてから今まででこの本に書かれてることはある程度は世の中に広まったんじゃないかな。

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