Books

承認をめぐる病

斎藤環(精神科医)

Product Details

Genre
ISBN/Catalogue Number
ISBN 13 : 9784535984011
ISBN 10 : 4535984018
Format
Books
Publisher
Release Date
December/2013
Japan
Co-Writer, Translator, Featured Individuals/organizations
:

Content Description

他人に認められないと、自分が愛せない!気鋭の精神科医が世相と精神医学を架橋する。

目次 : 思春期解剖学(若者文化と思春期/ 終わりある物語と終わりなき承認/ 若者の気分とうつ病をめぐって/ 「良い子」の挫折とひきこもり/ サブカルチャー/ネットとのつきあい方/ 子どもから親への家庭内暴力/ 秋葉原事件―三年後の考察/ 震災と「嘘つき」)/ 精神医学へのささやかな抵抗(「精神媒介者」であるために/ Snap diagnosis事始め/ 現代型うつ病は病気か/ すべてが「うつ」になる―「操作主義」のボトルネック/ 悪い卵とシステム、あるいは解離性憤怒/ 「アイデンティティ」から「キャラ」へ/ ミメーシスと身体性/ フランクルは誰にイエスと言ったのか/ 早期介入プランへの控えめな懸念)

【著者紹介】
斎藤環 : 1961年岩手県生まれ。筑波大学医学研究科博士課程卒業。医学博士。爽風会佐々木病院等を経て、筑波大学医学医療系社会精神保健学教授。専門は思春期精神医学、病跡学。『関係の化学としての文学』(新潮社)で日本病跡学会賞を、『世界が土曜の夜の夢ならヤンキーと精神分析』(角川書店)で角川財団学芸賞を受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

Customer Reviews

Comprehensive Evaluation

☆
☆
☆
☆
☆

0.0

★
★
★
★
★
 
0
★
★
★
★
☆
 
0
★
★
★
☆
☆
 
0
★
★
☆
☆
☆
 
0
★
☆
☆
☆
☆
 
0

Book Meter Reviews

こちらは読書メーターで書かれたレビューとなります。

powered by

  • マエダ

    えっおもろ びっくりした。表紙は相容れないが中身は肉厚である。「承認をめぐる病」は大きく分けて3つ「承認への葛藤」「承認への過剰適応」「承認への無関心」著者がこの仮説に気づいたのは臨床経験からではなく、アニメ作品がきっかけだという。メランコリー型とディスチミア型鬱の特徴は考察鋭く非常に面白い一冊。

  • おいしゃん

    表紙に騙されてはいけない。漫画のようなライトな表紙だが、中身は間違って教授論文でも手にとってしまったか、と思うほど本格的な精神医学。かなり難解な部分はあるが、学校における「キャラ」や、サブカルチャー、現代うつなど、トピックは興味深いものが多い。

  • 寛生

    【図書館】斉藤はラカニアンだけあって、ラカンが奨励する分析学の原点をよく見据えながらも、ありとあらゆる「他者」と’alterity’を分析していく。まるで、人間がうんこをする認識を捨てたかのように、嘘をついていることさえも認識していない議員や学者、そして、フクシマがまだ収束していない最中、再び再稼働を容認しようとする政府まで、それは、私たち日本人が「外傷性」を被っていることさえ認識できないほど救いようがないからか?実践的な場面も多々ありかなり参考になる。すべての分析家、治療家、臨床家におすすめしたい。

  • takaC

    待ち期間6ヶ月の図書館本で読んだけどそこまでして読むほどのものではなかったかも。なんだか読みにくい文章だった。

  • ヒロミ

    あとがきにもあるように「かわいい表紙に難解な内容」の本である。承認欲求の精神医学的アプローチを試みた内容かと思いきや、承認欲求についてはちょっぴり、加藤智大、エヴァ、ひきこもりなど内容は様々です。しかしわかりにくい文章なのにけっこうサクサク読めてしまった。かなりおもしろかった。

レビューをもっと見る

(外部サイト)に移動します

Recommend Items