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「ひきこもり」救出マニュアル 実践編 ちくま文庫

斎藤環(精神科医)

Product Details

Genre
ISBN/Catalogue Number
ISBN 13 : 9784480431684
ISBN 10 : 4480431683
Format
Books
Publisher
Release Date
June/2014
Japan
Co-Writer, Translator, Featured Individuals/organizations
:

Content Description

精神科医である著者が、Q&A方式で「ひきこもり」から抜け出す手だてを示している。「親への恨みつらみばかりを言う」「自殺したいと言う」「家庭内暴力にどう対応するか」「一生面倒を見てくれと言われた」「ひきこもりにインターネットは有効か」など具体的な疑問に、すべて真摯に答えた。精神保健福祉センター一覧、参考文献、著者自身による新たな「補足と解説」を附す。理論編に続く、実践編。

目次 : 1 コミュニケーションのとり方/ 2 家庭内暴力をなくす方法はある/ 3 生活上のトラブルの解決法/ 4 父親・母親・きょうだいの対応の仕方/ 5 心配な行動にどう対処するか/ 6 経済的にどう支えるか/ 7 独り暮らしをさせるべきか/ 8 インターネットは必需品/ 9 社会参加は焦らずに/ 10 元気になりたい/ 11 社会的サポート

【著者紹介】
斎藤環 : 1961年生まれ。医学博士。爽風会佐々木病院診療部長。専門は思春期・青年期の精神病理学、病跡学、ラカンの精神分析、「ひきこもり」問題の治療、支援ならびに啓蒙活動。漫画・映画等のサブカルチャー愛好家としても知られる(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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Book Meter Reviews

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  • ばんだねいっぺい

     理論編の次は、実践編。スキンシップは退行を促し退行は、家庭内暴力等の問題行動を生み出すが、スキンシップによって、引きこもりを脱した例もある。対話の重要性や関係の再構築、オンラインゲームやお小遣いなどの ルールの徹底など、基本的な枠組みの中で、時には、基本を逸脱した個別具体的なアプローチがあるのかなと思った。権威的に思われない話し方がしたいが、それでつまづいているという自覚アリ。まずは、春まで試してみるかー。

  • 1.3manen

    質疑形式の、事例豊富な対応方法の紹介。 40代後半の犯罪か、自殺か、 と無業が長期化することで 破滅に帰結するのは居た堪れない。 親への恨みつらみばかりを 言う(35頁)。 産んでくれなんて頼んでねぇよ、 という感じなのだろう。 対処法として、そんな理屈は通らない といった、正しい反論をするべきで はないこと(37頁)。 責任のなすり合いになれば、 犯人探しをしないこと(88頁〜)。 死にたいという息子には、はずみ自殺 にならぬようにせねばならない (147頁)。 挑発で実行する人もいるので。

  • saga

    既読の理論編と実践編との差異はあまり感じられない。「ひきこもり」の治療に臨床医師として携わる筆者の活動は評価されるものだ。しかし、10年を経過した2014年になっても対策があまり進んでいない現実は辛いものがある。本の内容は良いのだが、講演会かカウンセリングの口述筆記のような書きぶり、特に読者への肝心な提言の際に「○○していただきたいと思います。」との結びに辟易してしまった。

  • mari

    (理論編)を読んで(実践編)を読みたかったので、図書館で見つけた時は嬉しかった〜。自分だったらどうするか、我が子がそうなったらどうするか、の思いで、真剣に読ませていただきました。困ったときには必ず手に取りたいし、今、悩んでいる人にもぜひ教えてあげたい良書です。文庫で理論と実践に分かれているのも、とても良心的だと思います。

  • やまやま

    暴力を毅然と拒否する一方で人格は受容するしかないのでしょう。反社会的行動は止める必要がありますが、他は一人の大人として信頼して、判断を尊重することは必須でしょう。さて、ひきこもりそのものは、社会に出てこれないのであまり大きなマイナス要因ではないのかもしれませんが、ライフプランとして考えると、高齢化社会の中で付加価値を生み出す契機を失ってしまうことは人生の危機と考えます。30歳を超えたひきこもり事例の50%以上が就労に至らないという斎藤先生の判断を踏まえると、ひきこもりの生活問題は他人事ではありません。

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