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誰も知らないレオナルド・ダ・ヴィンチ Nhk出版新書

斎藤泰弘

Product Details

Genre
ISBN/Catalogue Number
ISBN 13 : 9784140885987
ISBN 10 : 414088598X
Format
Books
Publisher
Release Date
September/2019
Japan
Co-Writer, Translator, Featured Individuals/organizations
:

Content Description

芸術家であり、軍事技師であり、幾何学者であり、解剖学者であり、天文学者であった「世紀の偉人」が、本当になりたかったもの―それは「水」の研究者であり、アルキメデスだった!レオナルドの「手稿」(自筆ノート)研究の第一人者が、図像と鏡文字(左右反転させた文字)の読み解きから、天才画家の知られざる素顔を描き出す!

目次 : 第1章 アルキメデスになりたかった男―天才の壮年期の肖像/ 第2章 水を操る軍事技師―わが友マキアヴェッリと共に/ 第3章 芸術とは「優美さ」である―ミケランジェロとの闘い/ 第4章 人間は鳥になれるか―飛行機械への欲求/ 第5章 “岩窟の聖母”は、なぜ二点あるのか―ロンドン版「聖母」の戸惑い/ 第6章 “岩窟の聖母”は、なぜ二点あるのか―ルーヴル版「天使」と「幼児」は誰か/ 第7章 生命の神秘なる世界―霊魂創造説か、自然発生説か/ 第8章 宇宙の真理を解き明かせ―太陽は「動かない」/ 第9章 幾何学こそが科学である―「霊的なもの」の正体/ 第10章 手稿だけが知っている真実―なぜ科学的成果は消されたか

【著者紹介】
斎藤泰弘 : 1946年福島県生まれ。京都大学名誉教授。78年京都大学大学院文学研究科博士課程修了。京都産業大学助教授、京都大学助教授、同大学大学院文学研究科教授等を歴任。専攻はイタリア文学、イタリア演劇。『鳥の飛翔に関する手稿』(谷一郎、小野健一と共著)で第3回マルコ・ポーロ賞受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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Book Meter Reviews

こちらは読書メーターで書かれたレビューとなります。

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  • takakomama

    ダ・ヴィンチの壮年期から晩年期(フィレンツェに戻った1500年からフランスで亡くなる1519年まで)の手稿を読み解いていきます。2枚の「岩窟の聖母」の著者の仮説が独特でした。

  • 中島直人

    面白い。このシリーズは質が高い作品が多い。

  • bookmado

    ミラノで最後の晩餐を見てレオナルドの人となりをもっと知りたくて購入。この本は、主にレオナルドの手稿、特に晩年の1500−1519年の時期に焦点が当てられていて幼少期の記述などはないが読み応えあり。絵画に関する記述は岩窟の聖母に関する長く興味深い考察があるものの、主に科学者/軍事技術者としてのレオナルドの側面に関する記述が多い。手稿を丁寧に訳しているため戦場での人物の観察、人体解剖や宇宙に関する彼の生の考察に触れられ、彼の思考が手に取るように生き生きと伝わってくるのが得難い体験である。

  • ta_chanko

    契約期限を守らず、絵を最後まで完成させない…。空を飛ぶアイデアを考え、飛行実験まで行う。解剖による詳細な人体の観察。天体の動きや月の成分構造の考察。鏡文字による論考メモ。時代の制約がありながら、好奇心の趣くままにここまで自由に研究・考察ができたことは、やはりある種の天才と呼ぶべきだろう。いや、人間は制約を課されなければ、本来このくらいの好奇心を誰しも持っているものなのかもしれない。いずれにしても、このような人が存分に活躍できる社会をつくっていかなければならないと思う。

  • つっきーよ

    レオナルド·ダ・ヴィンチは画家でもあり、科学者でもある『万能の人』ではあるが、特に興味があるのが、土木工事に関する分野だった。軍事技術顧問だった時期もあり、実際に、アルノ川を反乱させて水攻めにする方法を進言し採用されるが、うまくいかず、多くのお金と労力を無駄にするだけだった。また、ダ・ヴィンチは形而上学を脱却し、数字と幾何学的方法を用いて分析しようとしていたが、一方で当時の考え方からは完全に脱却しきれず霊魂について強く信じていた。そのため、心臓も霊魂を送り出すための装置と考えていた。

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