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高峰秀子の引き出し

斎藤明美

Product Details

Genre
ISBN/Catalogue Number
ISBN 13 : 9784838727407
ISBN 10 : 4838727402
Format
Books
Publisher
Release Date
April/2015
Japan
Co-Writer, Translator, Featured Individuals/organizations
:

Content Description

クロワッサンで人気の連載エッセイ「高峰秀子の引き出し」が書籍になりました。

300本を超える映画、26冊の著書を遺して、2010年12月28日、86歳で逝った高峰秀子さん、没後5年、ファン待望の記念刊行です。

その死後、初めて開けられた引き出し。
養女である著者が、生前には知らなかった、きちんと整理された見事な引き出し。

取っ手に貼られた小さな紙片。「タキシードの小物」「スカーフ」「足袋」「下着」「風呂敷」「くつした」「カシミアセーター」……。

「どこの引き出しも、どの引き出しも、開けると、目を見張るほど美しかった。その一つ一つを、惜しげもなく、高峰は私に見せてくれた。そのたびに私は、驚き、唸り、見惚れた。だが、一番美しかったのは、高峰秀子という人間が持つ、引き出しだった。何気なく言った彼女の一言、ふいに見せる表情、彼女にとっては毎日行っている当たり前の行動、物事への対処……。それらの一つ一つが私には、無言の教えだった」(あとがきより)

高峰秀子の引き出しには、いったい何が入っていたのか、その一つ一つの中に、人間・高峰秀子が大切にしたものを見出していきます。

[著者紹介]
斎藤明美 (さいとう・あけみ)
作家。1956年、高知県生まれ。津田塾大学卒業。高校教師、テレビ構成作家を経て、「週刊文春」の記者を20年務める。1999年、初の小説「青々と」で第10回日本海文学大賞奨励賞受賞。2009年、松山善三・高峰秀子夫妻の養女となる。『高峰秀子の捨てられない荷物』『高峰秀子の流儀』、近著『高峰秀子 解体新書』など著書多数。

【著者紹介】
斎藤明美 : 作家。1956年、高知県生まれ。津田塾大学卒業。高校教師、テレビ構成作家を経て、「週刊文春」の記者を20年務める。1999年、初の小説「青々と」で第10回日本海文学大賞奨励賞受賞。2009年、松山善三・高峰秀子夫妻の養女となる(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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Book Meter Reviews

こちらは読書メーターで書かれたレビューとなります。

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  • ひとひら

    ★★★★この人の文章は好きじゃないけど、素敵な内容。『かあちゃん』と『高峰秀子』が内面も外見もとても美しい人だったことがわかる。「こういう風に歳を重ねたい」のではない。「こういう人になりたい。」

  • バーベナ

    一度読んでいたことに気が付かなかったくらい、やっぱり新鮮。誰にでもわかるように、整理整頓を肝に銘じたい。気に入らないモノは処分しよう。

  • バーベナ

    クロワッサンでの連載が一冊になりました。斎藤さんからは、敬愛する養母への想いがもうだだ漏れです。『気が利く人』とは準備がいいのか、反射神経が良いのか、と悩んでいたときもあるけれど、つまりは本当の意味で他者のことを思うことが出来る人のことなのですね。その意味では、装丁を決めるときの話が、一番好きです。

  • yoyogi kazuo

    これほど同じ内容の本を何冊も出す必要があるのだろうか。高峰秀子は一流の人物だと思う。死後に親戚が相続で揉めないよう著者と養子縁組したことも含めて見事な人生の整理整頓の仕方、潔い引き際と思う。

  • ことよん

    作者の秀子さん愛が凄すぎて、少し引いてしまうところも。でも、高峰秀子さんという女優さんは、殆ど知らなかったので、ちょっと興味が湧きました。

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