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プロレス社会学のススメ コロナ時代を読み解くヒント

斎藤文彦

Product Details

Genre
ISBN/Catalogue Number
ISBN 13 : 9784834253535
ISBN 10 : 4834253538
Format
Books
Publisher
Release Date
December/2021
Japan
Co-Writer, Translator, Featured Individuals/organizations
:

Content Description

プロレスを語ることは今の時代を語ることである―。
ベテランプロレス記者であり社会学講師の顔も併せ持つ斎藤文彦と、世相を独自の視点で斬る「時事芸人」であるプチ鹿島。
COVID19の感染拡大により社会全体が混乱し新しいやり方を模索する中、この二人の最強タッグがプロレスを切り口にコロナ時代を読み解くヒントを語りつくす一冊。
『KAMINOGE』の人気連載対談シリーズがついに待望の初書籍化!

【目次】
第1回 プロレスにおける無観客試合
第2回 WWE史から学ぶ“社会集団"としての組織論
第3回 NWA史から見る“権威"とはいかにして作られるのか?
第4回 “権威"とは、歴史の対立構造や価値基準によって作られる
第5回 情報の確認と検証がされないまま“真実らしきもの"が作られていくネット時代
第6回 女性の地位向上や男女平等が叫ばれている現代社会とプロレスの関係性
第7回 “ウォリアーズ世代"はイチから自己プロデュースができた時代の最後のスーパースターたち
第8回 “ガチ"という言葉の意味
第9回 プロレスから学んだマイノリティの意識
第10回 アンダーテイカー完全引退で考える“怪奇派"のルーツ
第11回 馳浩と山田邦子の和解から振り返る『ギブUPまで待てない!!』
第12回 独自の発展を遂げた日本の活字プロレスメディア
第13回 プロレスから学ぶ「疑わしい情報」の取り扱い方
第14回 “企業プロレス"全盛のいまこそWCWの歴史を紐解く
第15回 ヘイトクライムとプロレス社会
第16回 プロレスラーと引退
第17回 東京五輪とは何だったのか?

【著者紹介】
斎藤文彦 : 1962年、東京都杉並区生まれ。プロレスライター、コラムニスト、大学講師。オーガスバーグ大学教養学部卒業、早稲田大学大学院スポーツ科学学術院スポーツ科学研究科修了、筑波大学大学院人間総合科学研究科体育科学専攻博士後期課程満期。在米中の1981年より『プロレス』誌の海外特派員をつとめ、『週刊プロレス』創刊時より同誌記者として活動。海外リポート、インタビュー、巻頭特集などを担当した

プチ鹿島 : 1970年、長野県生まれ。大阪芸術大学放送学科卒。「時事芸人」として各メデイアで活動中。新聞14紙を購読しての読み比べが趣味。2019年に「ニュース時事能力検定」1級に合格。2021年より「朝日新聞デジタル」コメントプラスのコメンテーターを務める。ワタナベエンターテインメント所属(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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Book Meter Reviews

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  • akihiko810/アカウント移行中

    対談形式でプロレスを語る中で、コロナ以降の現代社会も俯瞰してみる本。プロレス雑誌「KAMINOGE」連載。印象度A+  プロレスを語ることは社会をかたることだ!とばかりに、プロレスの話題から差別、男女平等と女性の活躍、メディアとメディアリテラシー、組織論、フェイクニュース、東京五輪などにまで話が及ぶ。二人ともマニアで話が濃い&社会時評としてもかなり面白い。ボリュームも全17章と多く、満点。変態的プロレスファンは押さえておくべき良書

  • qoop

    安直な黒白二分法に依らずグレーゾーンこそ意識すべきという、プロレス的経験を社会問題に当てはめてみようという主張に共感。ただ、本書が実際グレーゾーンを意識した論談になっているかは疑問。中でプロレス団体の公式発表に対して批評精神を対置する構図を示しているが、批評自体が限りなく黒に近い場合(全日の思惑に則った週プロのSWS批判など)は黒白のスケールに収まらないだろう。批評する側に備わる権力構造を撃つためには、せめて黒ー白ー黒の三項を備えたスケールが必要ではないか。批評も無謬ではないのだし。

  • 5〇5

    対談形式でプロレス経験を語る中で、現実の社会も俯瞰してみる試みだ ♦話題は、ディープなものを含め日米の史的なプロレス事情である ♣当時を知るファンにとっては、懐かしい記憶が蘇り、楽しめるであろう ♥プロレスの持つ胡散臭さこそが、プロレスの魅力であり本質でもあると考える ♠その本質を受容する者にとって、現実の社会情勢などは驚くに足らない事かもしれない。

  • Eiki Natori

    メンツからも期待できたが、想像よりも面白い対談である。 まずはプロレスファンが入門編で学ぶNWA初代王者のフランクゴッチが、実は後付けだったという衝撃の事実を知ることからスタート。プロレスでの出来事と社会情勢を絡めながらのトークはプチ鹿嶋さんならでは。黒人がベビーフェースだった理由、あれだけ戦争をネタにしてきたWWEが人種を取っ払った理由。政治とメディアの在り方をプロレスマスコミと団体の関係から考えたり、馳浩の山田邦子叱責事件の真相と政治家の馳を軽くDisってみたり、五輪とメディアの在り方など盛りだくさん

  • K Fussan

    積み重ねたプロレス経験を共有したうえで、繰り広げられるマニアックなプロレス談義。 濃い。「KAMINOGE」の連載をまとめたものだから当然なのだが。 「社会と自分とプロレス」について語り合った。プロレスを語ることは今の時代を語ること。とのこと。 ガチという言葉はすっかりカジュアルになってしまったのでさておき、プロレスというものを理解せずに、知った気になってプロレスという言葉を間違って使うのはその人の知性の底が知れるとのこと。言い得て妙で非常に痛快。 森羅万象、ものごとはそんなに単純ではない。

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