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日本人に一番合った英語学習法 明治の人は、なぜあれほどできたのか

斎藤兆史

Product Details

ISBN/Catalogue Number
ISBN 13 : 9784396314019
ISBN 10 : 4396314019
Format
Books
Publisher
Release Date
March/2006
Japan

Content Description

新渡戸稲造、伊藤博文、南方熊楠…満足な辞書も英会話学校もなかった時代、彼らはいかにして最高レベルの英語力を身につけたのか。話せない、読めないと悩む現代人が手本とすべき、先人たちの「学びの知恵」を探る。

目次 : 第1章 「英語」に出会ってしまった日本人―四〇〇年前に突然現われた「異文化」と、いかに付き合ってきたか(「帝国主義」が広めた言語―英語の世界的展開/ 英語が日本にやってきた日 ほか)/ 第2章 「あの人」たちは、どのように英語を学んだのか―歴史上の偉人に見る「外国語学習」の光と影(伊藤博文の場合/ 森有礼の場合 ほか)/ 第3章 日本の「英語教育」は、ここが間違っている―果たして「生きた英語」が「簡単に」身につくのか(「英検」最大の愚問とは/ 学習指導要領に盛り込まれた「コミュニケーション」 ほか)/ 第4章 日本人に一番合った英語学習法―いまに活かす、先人たちの学びの知恵(まず、日本語を大事にせよ/ 欠かせない基礎訓練―素読・暗唱・文法・多読 ほか)

【著者紹介】
斎藤兆史 : 1958年、栃木県出身。東京大学文学部英語・英米文学科卒業後、同大学院修了。東京大学大学院総合文化研究科助教授。専攻は英学。文学を中心とする英文テクストを言語学的に分析する研究を行なう傍ら、英語教育の現状に関する提言を積極的に行なっている(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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Book Meter Reviews

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  • 1.3manen

    ブックオフプラスで110円にてゲット。北大図書館の新渡戸稲造先生の講義ノート。外国人教師の講義を正確に記されているものがあるという(30頁)。読書量も半端なかったとのこと。著者は、日本人の場合、素読、暗唱、多読、文法解析を日本人向けの方法と説明される(47頁、第4章)。鴨長明『方丈記』英訳も気になった(103頁)。岡倉天心、南方熊楠、鈴木大拙各先生の学習法も見習いたい(134頁他)。143頁あたりで鈴木孝夫先生の説を紹介し、日本人独自の英語学習法を考え直すことを主張される。英検1級、この間見直す時間なし。

  • ノリピー大尉

    幕末期以降の歴史上の人物が、英語を学んだ方法を説明。 森有礼が「語学の基本は発音にあり」と言い切っているのは驚き。 結局、素読・暗唱・文法・多読が基礎訓練の基本。 パターンを習得することが重要である点は、シュリーマンの考え方と共通していると思う。

  • hey!

    友達の家にあったのを題名に惹かれて借りてきましたが、私が常々英語学習について感じていた疑問を言葉にしてくれた本でした。やはり日本人は文法、英文解釈を中心に英語の基礎力をしっかりと身に付け、その上で多読→会話と進んでいくのが一番良いように感じます。私も英検一級は取得しましたが、まだまだ会話が弱いです。しかし、文法、読解中心に身に付けてきた英語力に自信を持ち、あとは実地練習で少しずつspeakingを伸ばしていこうと思います。それにしても南方熊楠の英文は圧巻でした!

  • あさひ

    結局外国語の能力って母語を超えないから母語を疎かにしちゃいけないんじゃないかと漠然と思ってたけど、そういうことがはっきり書いてあって痛快だった。ここ数年、南方熊楠の名前をちらちら見るし、この本にも日本人の理想として出てきたので、この人についても読んでみたい。

  • さく

    素読、暗唱、文法学習、そして多読

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