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ウトロ・強制立ち退きとの闘い 居住福祉新ブックレット

斉藤正樹

Product Details

Genre
ISBN/Catalogue Number
ISBN 13 : 9784798917528
ISBN 10 : 4798917524
Format
Books
Publisher
Release Date
February/2022
Japan
Co-Writer, Translator, Featured Individuals/organizations
:

Content Description

第二次大戦中、軍需飛行場に動員された朝鮮人労働者の居住地区だった京都府宇治市の在日朝鮮人集落ウトロ地区。終戦後も、土地は在日朝鮮人コミュニティにとっての「共有財産」であった。チャンゴ(民族楽器)の聞こえるまち。強制立ち退き判決など様々な困難を乗り越え、複雑な事情の中マイノリティの「居住の権利」を実現させた市民運動の奮闘を克明に描いた「居住福祉新ブックレット」第3弾!

目次 : 第1章 ウトロは受難と苦労が染みついた土地(ウトロの歴史/ 在日一世オモニの証言/ ウトロの土地は誰れのものか)/ 第2章 強制立ち退きは国際人権法違反(立ち退き裁判/ 国際人権法では/ 「われら住んで闘う」ウトロ住民)/ 第3章 国際会議(韓国春川市)での成果を受けて(日本居住福祉学会第一〇回ウトロ研究集会)/ 第4章 居住の権利を守り抜く(ウトロ救済に向けて/ 社会権規約(条約)の解釈の発展/ 新しい住宅の完成を祝う/ 日本居住福祉学会ウトロ研究集会(二〇一九))

【著者紹介】
斎藤正樹 : 1949年、東京生まれ。大学で全共闘運動。その後部落解放運動。1973年から京都府宇治市職員(定年後5年間再任用)。甲子冤罪事件裁判、朴秋子問題を考える会(高槻)、外国人登録指紋押捺反対、シベリア抑留国籍差別裁判を支える会(原告・李昌錫さん)などにかかわる。青丘文庫研究会(神戸)会員。ウトロを守る会副代表。日本居住福祉学会理事(3年前まで居住福祉賞選考委員長)。現在は都市農業の手伝い(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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Book Meter Reviews

こちらは読書メーターで書かれたレビューとなります。

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  • よきし

    ウトロについて、名前はずっと聞いていたがよくは知らないままだった。2021年夏、このウトロで放火があった。ヘイト犯罪だった。知らなければいけないと思ったとき、この本に出会った。日本が抱える大きな問題がここに凝縮されていると思う。人権意識の希薄さ、法曹界の硬直と国際感覚の欠如、根強い差別意識と無関心。それでも、阪神淡路大震災の経験から生まれた行動する学会である日本居住福祉学会という希有な学会やさまざまな支援でここまで来れたのだと胸が熱くなった。

  • まさやん510

    京都のウトロ地区の歴史や現状について知りたいと思い読了。長らく支援者として携わってきた著者によるものであり、関係者の証言なども交えて、問題の経緯や、国際人権法の観点からの課題等、わかりやすくコンパクトにまとめられている。ウトロってなに?という方はぜひ一読を(ちなみに北海道のウトロとは全く関係がない)。

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