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新聞記者がネット記事をバズらせるために考えたこと 集英社新書

斉藤友彦

Product Details

Genre
ISBN/Catalogue Number
ISBN 13 : 9784087213508
ISBN 10 : 4087213501
Format
Books
Publisher
Release Date
February/2025
Japan

Content Description

共同通信社が配信するウェブ「47NEWS」でオンライン記事を作成し、これまで300万以上のPVを数々叩き出してきた著者が、アナログの紙面とはまったく異なるデジタル時代の文章術を指南する。
これは報道記者だけではなく、オンラインで文章を発表するあらゆる書き手にとって有用なノウハウであり、記事事例をふんだんに使って解説する。
また、これまでの試行錯誤と結果を出していくプロセスを伝えながら、ネット時代における新聞をはじめとしたジャーナリズムの生き残り方までを考察していく一冊。

◆目次◆
第1章 新聞が「最も優れた書き方」と信じていた記者時代
第2章 新聞スタイルの限界
第3章 デジタル記事の書き方
第4章 説明文からストーリーへ――読者が変われば伝え方も変わる
第5章 メディア離れが進むと社会はどうなる?

◆著者略歴◆
斉藤友彦(さいとう ともひこ)
共同通信社デジタル事業部担当部長。
1972年生まれ。
名古屋大学文学部卒業後、1996年共同通信社入社。
社会部記者、福岡編集部次長(デスク)を経て2016年から社会部次長、2021年からデジタルコンテンツ部担当部長として「47NEWS」の長文記事「47リポーターズ」を配信。
2024年5月から現職。著書に『和牛詐欺 人を騙す犯罪はなぜなくならないのか』(講談社)がある。

【著者紹介】
斉藤友彦 : 共同通信社デジタル事業部担当部長。1972年生まれ。名古屋大学文学部卒業後、1996年共同通信社入社。社会部記者、福岡編集部次長(デスク)を経て2016年から社会部次長、2021年からデジタルコンテンツ部担当部長として「47NEWS」の長文記事「47リポーターズ」を配信。2024年5月から現職(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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Book Meter Reviews

こちらは読書メーターで書かれたレビューとなります。

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  • よっち

    共同通信社が配信する「47NEWS」でオンライン記事を作成し、高いPVを叩き出してきた著者が、アナログの紙面とは全く異なるデジタル時代の文章術を指南する1冊。最も優れた書き方と信じていた新聞独特の記述方法が、デジタル記事では読まれない現実に直面して、説明文からストーリーを作る方法に変更していった経緯を解説していて、読者が説明文が読みたいわけではなく、前提が変われば取材方法も変わること、PV至上主義やプラットフォーム次第の弊害も感じつつ、一方で一次情報源としての新聞が危機にあることで、これからどうなるか…。

  • テイネハイランド

    図書館本。著者は共同通信社デジタル事業部担当部長。2021年からネット媒体「47News」の長文記事「47リポーターズ」の編集部トップとして活動中。新聞記者として叩き込まれた文章術「結論部のあるリードを最初に持ってくる逆三角形型の構造」が読者に不評で、どのように配信記事を読みやすく変えていったのか?本書にはその内容が具体的に書いてあるので結構面白く読みました。紙の雑誌が売れなくなっているのに、電子版だとフォントが小さすぎて読者に全く配慮していない各種雑誌の編集部にもこの姿勢を見習ってもらいたいものです。

  • Rie【顔姫 ξ(✿ ❛‿❛)ξ】

    共同通信の記者である著者による、新聞記事とネット記事の違いや、ネット記事を読まれる記事にするために心がけることが書かれていて興味深い。ストーリー性をもたせる(週刊誌記事のように)、読者が道に迷わないように指示語を多く使うなど。確かに、ネット記事はセンセーショナルなタイトルで読者を惹きつけるけど、結局内容はそんなにセンセーショナルではなかったり、肝心の写真を開こうとすると別のPRに飛ぶなどイライラさせられることも多い。2次情報を組み合わせただけの記事もあるし。これからの情報収集について考えさせられた。

  • Eric

    目から鱗。新聞記事は簡潔かつ的確に情報を伝える文章の鏡だと思っていたが、ネット記事ではノウハウが通用しない。長年記者として勤めてきた著者の衝撃は相当だろう。新聞の文章も万能ではない。やはり時間が無いなかで読まれる「新聞」という媒体に特化した伝え方。体言止めやカギカッコなど、新聞用に磨かれた技法を捨て、感情に訴求していく内容を述べることでPV増加に繋げる様子はまさに分析と実践の賜物。活字媒体の今後を展望する後半部も示唆に富む。

  • ATS

    とくに興味深かったのは「接続詞を多用せよ」であった。伝わりやすい文章を書くときにシンプルにするのは基本原則なのだが接続詞を多用すると雑然としてわかりにくくなると思っていたからだ。「説明ではなくストーリーを書け」はBase rate fallacyのバイアスを利用した方法であろう。バイアスをいかに利用するかといった行動経済学的な手法を利用したほうがよいのかな。プラットフォームの恣意性(アジェンダ設定)についても触れられていたがオールドメディアだけの時代に比べれば今のほうがマシな気もする。

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