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巻頭随筆 百年の百選

文藝春秋編

Product Details

Genre
ISBN/Catalogue Number
ISBN 13 : 9784163916385
ISBN 10 : 4163916385
Format
Books
Publisher
Release Date
January/2023
Japan
Co-Writer, Translator, Featured Individuals/organizations
:

Content Description

創刊100周年を迎えた月刊誌『文藝春秋』。創刊号から続く企画「巻頭随筆」では、大正・昭和・平成・令和の4つの時代にわたって、司馬遼太郎、遠藤周作、高峰秀子、向田邦子など、錚々たる文筆家達が、奥深き人の世のあれやこれやを綴ってきた。7000を超える寄稿の中から選び抜かれた、100年の100篇。

目次 : 第1部 平成から令和へ 平成六年〜令和三年(時実新子―言葉のせいかもね/ 淡谷のり子―八十六歳の執念/ 佐伯彰一―五十年目の予科練 ほか)/ 第2部 名物連載の第一回(芥川龍之介―侏儒の言葉/ 小泉信三―座談おぼえ書き 一 大学の自由/ 高橋誠一郎―顔 ほか)/ 第3部 昭和の名随筆 昭和三十八年〜平成四年(木下惠介―旅情/ 瀬戸内晴美―珍友/ 吉行あぐり―息子と娘たち ほか)

(「BOOK」データベースより)

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Book Meter Reviews

こちらは読書メーターで書かれたレビューとなります。

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  • KAZOO

    私が何時も愛読している月刊文藝春秋の巻頭随筆を集めたものでその時々の時代背景が現れているようで懐かしさを感じました。第一部は「平成から令和へ」、第二部「名物連載の第一回」、第三部「昭和の名随筆」ということで百選とはいうものの第一回の10選を含んで百十のエッセイです。最初のトップは文庫で読んでわかっていたのですが芥川龍之介の「侏儒の言葉」です。現在は藤原正彦さんです。印象に残っているのは司馬遼太郎さんの「この国のかたち」です。これだけそろっていると壮観ですね。

  • いちろく

    1923年から2022年までの100年間、『文藝春秋』の巻頭随筆で掲載された内容から選ばれた百選。折を見て少しずつ読み進めた為に時間がかかったが、最後まで読み進められたぐらい興味深い内容だった。随筆が描かれた時代を感じるのである。現時点から見ると、ズレている内容だったり、合わない内容も当然ある。それでも、小説家や大学教授、タレント、映画監督など、さまざまな職の人たちが紡いだ各々の時代を一気に触れさせて貰えた。今は、ただただ読了感で充実している。面白かった。

  • 流之助

    文藝春秋の巻頭随筆100選。一つ一つが短いのでサクサク読める。時代が古いもの(90年代以前)はさすがに隔世の感がある。戦争の近さも感じる。言葉に対する感度も違う。もはや共感できないこともある。それでも、書いた人の人生の一端に触れるようで面白かった。水木先生がまた良い。絶対に先生は正式に「お仲間」になったんだと思っている。

  • Naoko Takemoto

    時折、がっつりした随筆が読みたくなり、文藝春秋冒頭の随筆集である本書を購入してしまった。なんのことはない、橋本龍太郎の一文が背中を押した。テーマはどうあれ起承転結。とても勉強になった。で…一番面白かったのは淡谷のり子御大の一筆かな。たぶん口述だと思うけど、面白い。ものまねスターの審査員に出ていた御大を嫌でも思い出す。清水明の研ナオコの顔セロテープネタにウケて「あなたできるじゃないの」と漏らした御仁の姿を。

  • 白やぎさん

    文芸春秋の巻頭随筆を集めたもので、珠玉の随筆集になっている。芥川龍之介という文豪からイモトアヤコまで。平成の作品になっても存じ上げない方がたくさん。いわんや百年前なんて。夫婦での掲載もあり、作風や考えの違いを知るのも楽しい。文筆家だけでなく、芸能人、学者、政治家と執筆者も豊富なので話題も豊富。どこから読んでもいいし、短編なので読みやすい。夏目漱石の家庭での姿とか、梅原猛のあの世の話は面白かった。あの世でも家族会議か。

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