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真面目系クズくんと、真面目にクズやってるクズちゃん #クズ活 講談社ラノベ文庫

持崎湯葉

Product Details

Genre
ISBN/Catalogue Number
ISBN 13 : 9784063816280
ISBN 10 : 4063816281
Format
Books
Publisher
Release Date
September/2017
Japan
Co-Writer, Translator, Featured Individuals/organizations
:
Itachi ,  

Content Description

『真面目系クズ』―真面目そうに見えながら、実態は怠惰で浅ましく、取るに足らない存在。八卜悠楽を表現する一番ふさわしい言葉。クラスで下に見られも必要以上に注目もされない、そんな立ち位置に満足していたが、ある行為―クラスメイトに貰った手作りクッキーをウサギの餌にしているところ―を黒内人花に見られてしまう!性格の悪さは折り紙付きの黒内に呼び出され―「…なにさせる気だよ」「クズ活」「なんだそれ」「クズになるための活動、の略だね」「…なんでそんなことを?」「育成してみたかったんだ、クズを。私の手で、どこに出しても恥ずかしくないクズを」前代未聞、クズを目指す活動―クズ活、スタート!

(「BOOK」データベースより)

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Book Meter Reviews

こちらは読書メーターで書かれたレビューとなります。

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  • よっち

    クラスの立ち位置を気にする真面目系クズの八卜が、性格の悪い黒内に絶対見られたくない場面を見られ、それをネタに八卜の潜在的クズを開花させるべく一緒にクズ活することを強要される青春小説。二人がクズ活を続ける過程で関わってゆく聖人君子のような白庭さんと、幼馴染なのに学校では交流が断絶しているトップカーストの鈴堂。黒内によって次々と本性が暴かれてゆく一方、相反する複雑な想いや距離感に戸惑う心理描写は繊細で、らしさを自覚してゆく八卜と彼女たちの関係が描かれた今回も期待を裏切らない著者さんらしい怪作でした(褒め言葉)

  • 芳樹

    自分を「真面目系クズ」と認識する主人公・八ト(はちうら)くんが、クラスメイトで真性クズの黒内さんに弱みを握られ、「クズ活」を通じて「真のクズ」に成ることを強制される物語。この二人のやり取りでもカオスなところに、聖人君子のような正義の少女・白庭さんと、黒内の宿敵のような鈴堂さんが参入することで、さらにドタバタコメディ感が強くなり楽しい。クズにも真面目にもなりきれない八トくんが、自分の本質を自覚してからの畳みかけるようなクライマックスシーンが熱い。人間性の描写の妙が光る傑作と思いました。続きは無いのかな…。

  • ツバサ

    もっとクズになれよ!毒され過ぎてて、物足りない。シリーズになるなら良い出だしだと思うけど単巻なら残念だと思う。

  • 真白優樹

    クズとは何か、その定義とは。心の底から演じるクズか、根底からのクズか。そして人はクズになれるのか。クズになるべく頑張るという正道からはとことん外れた青春を過ごすこの物語は、本性を暴かれていく少年が本性を受け入れ周りをクズらしく引っ掻き回す、王道からは外れた、それでも確かに青春の風をにおわせる、予想外の展開が驚きとある種の納得を齎す物語である。善人ではない、クズである。残念なクズたちが集い、化学反応を巻き起こす中、のっぴきならないこの青春はどう続いていくのか。 心の中に何かが刺さる時、見えるものがある筈。

  • 彼方

    真面目系クズを自認するクラスの中間管理職・八卜。ある日、あるクズ行為をクラスの腫れ物・黒内に見られクズ活を強要されていく人間性学園ラブコメ。クズである事を生き甲斐とする黒内とやり過ぎなくらい聖人君子な白庭、人間誰しも真面目でありクズな部分を持っていて…突き詰められたテーマに読み応えがありましたね…。そこまで徹底的にクズと聖人だと嫌味に感じそうなキャラクターも芯とは別に可愛らしい部分があったり、腐れ縁の幼馴染み・鈴堂も含めて良いバランスで、間に挟まれた八卜の熱い感情が爆発するラストは気持ちのいい結末でした。

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