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釈迢空全歌集(仮)角川ソフィア文庫

折口信夫

Product Details

Genre
ISBN/Catalogue Number
ISBN 13 : 9784044000387
ISBN 10 : 4044000387
Format
Books
Publisher
Release Date
June/2016
Japan
Co-Writer, Translator, Featured Individuals/organizations
:

Content Description

折口信夫(釈迢空)は近代日本に奇蹟のように、古代の心、古代の詩歌のひびきを、鮮烈に蘇らせた歌人であった。短歌滅亡論を唱えるも、心は再生を願い、日本語の多彩な表現を駆使しながら、短歌の未来と格闘し続けた。『海やまのあひだ』から『倭をぐな』までの全歌集に私家版・自筆歌集、拾遺、さらに関東大震災の苛烈な体験を詠んだ詩作品をも収める決定版。

目次 : 海やまのあひだ/ 春のことぶれ/ 水の上/ 遠やまひこ/ 天地に宣る/ 倭をぐな/ 私家版・自筆歌集/ 短歌拾遺/ 詩拾遺

【著者紹介】
折口信夫 : 1887(明治20)年〜1953(昭和28)年。国文学者、民俗学者、歌人、詩人。大阪府生まれ。「釈迢空」は歌人としての名。天王寺中学卒業後、國學院大學に進み、国学者三矢重松から深い恩顧を受ける。1919年に國學院大學講師をつとめた後、教授に。また1923年に慶應義塾大学講師となり、終生教授をつとめた。正岡子規没後、門人らによる「アララギ」に参加。退会後、1924年に北原白秋と同門の古泉千樫らと反アララギ派を結成。「日光」創刊に参加し、1927年の終刊以後は結社に関わらず、日本の詩である短歌の再生に努めた

岡野弘彦 : 1924(大正13)年、三重県生まれ。歌人。國學院大學在学時から折口信夫に学び、没年まで師事する。処女歌集「冬の家族」で現代歌人協会賞を受賞。主な歌集に『滄浪歌』(迢空賞受賞)、『海のまほろば』(芸術選奨文部大臣賞)、『天の鶴群』(読売文学賞)、『折口信夫伝』(和辻哲郎賞受賞)など。1995年〜2007年、宮年宮内庁御用掛。1988年、紫綬褒章受章。日本芸術院会員、文化功労者、國學院大學名誉教授(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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Book Meter Reviews

こちらは読書メーターで書かれたレビューとなります。

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  • HANA

    折口信夫の短歌を全て収録した一冊。作者が作者だけあって、言葉遣いからどことなく万葉の香りが感じられる。大和や信濃、難波を読んだ作品が目立つせいか。それでも読んでいると著者の論文とリンクするような箇所をいくつも見つけられたり、関東大震災や太平洋戦争といった一時代を画した出来事も詠み込まれていたりする。特に後者の影響は非常に大きいなあ。それでも個人的には京大和や信濃の情景を謡った歌、沖縄の井戸を詠んだ歌等に忘れがたいものが多かった。万葉の言葉と旅愁が、実に上手くかみ合っている気がしたためかなと思う。

  • 内藤銀ねず

    【たゝかひを 人は思へり。空荒れて 雪しと/\とふり出でにけり】これを見て、まずは短歌だと思っていただければよい。ではこの短歌が二・二六事件に際して詠まれたと知った時、あなたは何を感じてくれるだろう? 時代の(または歴史の)、貴重な証言としてルポルタージュのように長い文章でなく、この三十一文字だけで伝わってくる空気。それが短歌の持つ力だと思う。将来、東日本大震災に際して詠まれた歌もきっと、こんな風に空気を伝えるんじゃないかな。同時代には無力な短歌、それでも詠むのが歌人の仕事だと改めて思いました。

  • belle

    初めて出会った歌は「葛の花 踏みしだかれて 色あたらし。この山道を行きし人あり」だった。国文学者、民俗学者としての折口信夫の著書もいろいろ読んだ。でもやはり歌もよいなあ。おおらかな詠みぶりだが、短歌表現とは格闘し続けたようだ。全歌集とあるが詩作品も含まれている。

  • OraInuchan

    通読2回目。

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