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鳴かずのカッコウ

手嶋龍一

Product Details

Genre
ISBN/Catalogue Number
ISBN 13 : 9784094073225
ISBN 10 : 4094073221
Format
Books
Publisher
Release Date
January/2024
Japan

Content Description

日本社会に対する「警告の書」

【「ウルトラ・ダラー」シリーズ・スピンオフ】

公安調査庁は警察や防衛省の情報機関と比べて、ヒトもカネも乏しく、武器すら持たない。そんな最小・最弱の組織に入庁してしまったマンガオタク青年の梶壮太が、ある日のジョギング中、偶然目にした看板から国際諜報戦線に足を踏み入れることに。“ミス・ロレンス”こと西海帆稀とともに、神戸に暗躍する謎のウクライナ人を追跡する――


〈インテリジェンスにあまりに無頓着だった日本社会に対する「警告の書」として本書を読むべきだろう〉――ジャーナリスト・後藤謙次氏(解説)

【編集担当からのおすすめ情報】
元NHKワシントン支局長にして、インテリジェンス小説の第一人者の著者によって、私たちの身近な風景の裏で、米・英・中・北朝鮮の情報機関が暗躍していることが、これでもかと詳らかになります。ウクライナ・リヴィウから幕開けする本作は、「後のロシアによる同国侵攻を予言している小説」として、刊行後、話題となりました。

【著者紹介】
手嶋龍一 : 作家・外交ジャーナリスト。NHKワシントン支局長として2001年の9・11テロに遭遇し、十一日間の二十四時間連続中継を担当。独立後に上梓したインテリジェンス小説『ウルトラ・ダラー』『スギハラ・サバイバル』がベストセラーに(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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Book Meter Reviews

こちらは読書メーターで書かれたレビューとなります。

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  • yuuguren

    公安調査庁というマイナーな組織が舞台で、主人公の梶壮太の入庁以後の活動、活躍が展開される。米・中・イギリス・北朝鮮・ウクライナ他などが絡む国際的インテリジェンスの世界での話というと派手な感じだが、実際は地道な情報集めが業務の主体だ。しかし、身分を偽っての潜入や追跡捜査もあり、一般人には非日常的な仕事でありその意味で楽しく読めた。

  • kotori

    予想だにしない展開。こんな裏の世界があるのかと思うと怖いけど、現実の世界も当たらずといえども遠からずなのではと思ってしまった。ドキドキの展開ながら、お茶や和歌の話が盛り込まれていたり、神戸の街並みが想像できる描写だったりで、一気に引き込まれて最後まで読んでしまいました。同じ作者の他の本も読んでみたい。

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