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スギハラ・サバイバル

手嶋龍一

Product Details

Genre
ISBN/Catalogue Number
ISBN 13 : 9784094068641
ISBN 10 : 4094068643
Format
Books
Publisher
Release Date
January/2021
Japan

Content Description

ポーランドの古都クラコフでナチスの手から逃れたユダヤ人少年アンドレイと少女ソフィーは、国際都市神戸にて雷児と出会う。三人は意気投合の後、それぞれの事情で海を渡った。それから70年、再び運命は彼らを引き寄せる―。9・11同時多発テロ、リーマン・ショックなど激動に際してマネーは大暴落した。だが、その度に事前にドルを売り抜き、懐を潤す一部の投資家がいた。調査に乗り出した英国情報部員スティーブンは、国境を越える21世紀の資本主義の源流に、戦前の外交官・杉原千畝の影を見た。ベストセラー『ウルトラ・ダラー』続編。

【著者紹介】
手嶋龍一 : 作家・外交ジャーナリスト。NHKワシントン支局長として2001年の9・11テロに遭遇し、十一日間の二十四時間連続中継を担当。インテリジェンス小説のほか、ノンフィクション作品も多数発表(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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Book Meter Reviews

こちらは読書メーターで書かれたレビューとなります。

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  • KAZOO

    手嶋さんの「ウルトラ・ダラー」に続くインテリジェンス小説です。今回もBBC特派員のスティーブンが出てきますが脇役的な存在です。ヨーロッパでの第二次世界大戦中に杉原千畝が必死にユダヤ人向けのパスポートを発行して日本経由で世界に散らばったユダヤ人と日本で知り合った少年たちとのその後の活躍が描かれています。内容的には戦後の大きな世界経済をめぐる事件の裏には・・。ということでのインテリジェンスの重要性があったということです。また手嶋さんのあとがきや佐藤優さんの解説で杉原の再評価がほんの最近であったことを知りました

  • 99trough99

    タイトルから、てっきり6,000名ものユダヤ人の命を救った外交官杉原千畝について書かれたノンフィクションと思いきや、杉原の発行した査証でドイツ・ソ連の手から逃れたアンドレイとソフィーが神戸で雷児と出会ってはぐぐんだ友情、続いて(国外脱出時に駆使したであろう)インテリジェンスを駆使し、戦後の世界で世界市場を席巻する戦いを繰り広げる壮大なフィクションだった。とはいえ、あとがきに手嶋さんも書いておられるように、やはりモデルとなる人物はいたようで、戦後のユダヤ人の懸命な生き様が随所にほとばしる感動の良作。

  • a*u*a*i*n34

    取っ付きにくいと思いながら読んでいたのですが後から続編であることを知りました。話としては独立しているのでストーリーは楽しめましたが。杉原千畝によって生き延びたユダヤ人たちの暗躍をそれって事実ではと思わせる程のディテールで読ませます。

  • 都人

    「スギハラダラー」の改題だって。図書館で借りて良かった。

  • どくたや又右衛門

    2010年にはスギハラダラーというタイトルだったようだ。わしの読んだ小学館文庫ではスギハラサバイバルと改題された。ポーランドから神戸に亡命したユダヤ人少年アンドレイ、神戸で出会った孤児松山、美少女ソフィー。時空を超えて運命は彼ら三人をどう変えるか。英国情報部員スティーブンが再び登場し、世界を読み解く。スリリングで、かつ、妙に泣ける。

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