戸部田誠 (てれびのスキマ)

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フェイクドキュメンタリーの時代 テレビの愉快犯たち 小学館新書

戸部田誠 (てれびのスキマ)

Product Details

Genre
ISBN/Catalogue Number
ISBN 13 : 9784098254798
ISBN 10 : 4098254794
Format
Books
Publisher
Release Date
October/2024
Japan
Co-Writer, Translator, Featured Individuals/organizations
:

Content Description

テレビがいつも優しいと思うなよ

「フェイクドキュメンタリー」──嘘(フィクション)を前提にしながら事実(ドキュメンタリー)であるかのように見せるジャンルが支持を集めている。その端緒を遡ると2003年放送の伝説的テレビ番組『放送禁止』に突き当たる。

「分かりやすさ」や「正しさ」が第一義のテレビ界で、なぜフェイクドキュメンタリーの萌芽が生まれたのか。かつて「嘘」は「やらせ」として明確に認識されていたテレビ界で、なぜ平然と嘘を垂れ流すご法度に近い番組を放送できたのか。

万人向けを是とする価値観に抗い、“分かりにくく、正しくない番組”を世に放つ愉快犯たちの闘いに迫った正真正銘のノンフィクション!

巻末には2003年から2024年8月時点までの「フェイクドキュメンタリー(的)テレビ番組年表」を収録。

【編集担当からのおすすめ情報】
〈フェイクドキュメンタリーは今の“つまらない番組”が蔓延る状況下に偶然かつ必然に生まれた強烈なカウンターカルチャーであり、テレビの未来を想像する上では欠かすことのできないジャンルに違いない。〉
(「序章」より抜粋)

ゴールデン帯のテレビ番組表を見ると、大食い、クイズ、歌番組ばかり。そしてどの番組も画面いっぱいにテロップが広がり、けたたましい音のSEで溢れています。生粋のテレビっ子である著者・戸部田誠さんも“つまらない番組”が少なくないと正直に告白します。

そんな中で「フェイクドキュメンタリー」が未だかつてないほどの存在感を示しています。

フェイクドキュメンタリーのブームの源泉をたどると、2003年放送のテレビ番組『放送禁止』に突き当たります。“つまらない番組”だらけのテレビ界から、なぜハイコンテクストで万人向けであるとは言い難いコンテンツが生まれ、ブームを生み出したのでしょうか。

日本で最もテレビを視聴していると言っても過言ではない著者が、膨大な資料と番組制作者への直接取材を元に解き明かした「テレビ・フェイクドキュメンタリー現代史」をぜひご覧ください!

【著者紹介】
戸部田誠 : 1978年生まれ。ライター。ペンネームは「てれびのスキマ」。テレビ番組に関する取材を行なう(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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Book Meter Reviews

こちらは読書メーターで書かれたレビューとなります。

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  • HANA

    近年ホラーを主体として猛威を振るっているフェイクドキュメンタリー。本書はテレビがそれをどう扱ってきたかを紐解いた一冊。といっても冒頭に紹介されるのが『放送禁止』という事からわかるように、やはり主軸はホラーとなるのは避けられないなあ。お笑いやドキュメントという分野もあるにはあるけど、こちらは主演のキャラクターにおんぶに抱っこであまり興味がわかないし。後半はテレビに関わった人間としてのテレビ論にもなっているが、そちらは何となく悲壮感を感じるなあ。テレ東の某番組も面白かったし、このジャンルが発展するといいな。

  • ヒデキ

    「テレビはつまらない」 その言葉が、持つ意味をテレビを作っている方たちが 新しい形を模索して企画して作成された手順が、 フェイクドキュメンタリーの形を使った様々な番組なんですね。 視聴者が積極的に楽しもうとしてくれることで成り立つフォーマットであるこの形を「ながら」を前提としているようなテレビで行っていく そこに突破口を作っていった方々のパワーに感嘆の気持ちになりました

  • こも 旧柏バカ一代

    やらせでいて、そうでは無いように演じる。それがまた視聴率が取れるらしいとは、、人の見たい物ってそんな物なんだろう。ただ自身には見てられなかった。水曜日どうでしょうみたいなヤツは好きだったが、他のは変に生々しくて消した記憶がある。出演していた芸人たちは今でもこのドラマの演技が活かされるのは、たまに見るテレビで感じる時があったが、テレビって時間の無駄だと思ってる昨今。そう集中してみる物では無いな。

  • ドッケン

    そういえば最近流行ってるなと思い読んてみました。ちょっとマニアックすぎた感あります。

  • 緋莢

    <本書では「主にドキュメンタリー的な手法を用い、そこに意図的な何らかのフェイク(設定、人物、物語など)”を 自明のものとして配し、それが作劇場の重要な核のひとつになっている作品」と広く定義したい(加えて、バラエティの 体裁を利用した、いわゆる「フェイクバラエティ」もフェイクドキュメンタリーの一形態と考えたい)> (序章より)この本でも触れられている背筋『近畿地方のある場所について』を昨年読んで以来、フェイクドキュメンタリーに 興味を持ったのですが、ホラー以外にも、こんなにあるんだ!と驚きました(続く

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