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ISBN 10 : 4766427556
Content Description
テクノロジーは、遠い未来にまで影響を及ぼす。したがって私たちは、まだ生まれていない未来世代に対し、責任を負わなければならない。直感的にはそう思える。しかし、存在していない者とは合意形成ができず、またそこに人権を認めることもできない。ここに、ハンス・ヨナスの提唱した、まったく新しい未来倫理学の考え方が呼び出される。ユダヤ人として二〇世紀を生き、自ら戦場に立った彼は、なぜ「未来への責任」を見出し、そしてどのような思索を重ねたのか。気鋭の若手による、ヨナス研究の新たな地平。
目次 : 第1章 人間と想像力―哲学的人間学1/ 第2章 歴史をめぐる問い―哲学的人間学2/ 第3章 死の存在論とニヒリズム―哲学的生命論1/ 第4章 テクノロジーの脅威―技術論/ 第5章 生命とは何か―哲学的生命論2/ 第6章 傷つきやすさへの責任―未来倫理学1/ 第7章 未来世代への責任―未来倫理学2/ 第8章 アウシュヴィッツ以降の神―神学/ おわりに―やがて来たる子どもたちのために
【著者紹介】
戸谷洋志 : 1988年生まれ。哲学専攻。関西外国語大学・准教授。大阪大学大学院文学研究科博士後期課程修了。博士(文学)。第31回暁烏敏賞(2015年)、第41回エネルギーフォーラム賞優秀賞(2021年)受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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