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十一月のマーブル

戸森しるこ

Product Details

Genre
ISBN/Catalogue Number
ISBN 13 : 9784062203043
ISBN 10 : 4062203049
Format
Books
Publisher
Release Date
November/2016
Japan

Content Description

「ぼくを産んだ人は、どんな人だった…?」友だちと家族との「つながり」を探しに行く感動物語。

【著者紹介】
戸森しるこ : 1984年、埼玉県生まれ。武蔵大学経済学部経営学科卒業。『ぼくたちのリアル』で、第56回講談社児童文学新人賞を受賞し、デビュー。日本児童文学者協会会員(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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Book Meter Reviews

こちらは読書メーターで書かれたレビューとなります。

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  • おたけஐ೨💕🥒🍅レビューはボチボチと…

    83/100点 初読みの作家さんです。私はタイトルに○月って入っている作品に惹かれるみたいで、11月になったら読みたいなと思って手に取った作品です。タイトルや表紙からは想像もつかない、なかなかの重いテーマの作品でした。主人公の少年が複雑な家庭環境を、自分なりに状況を理解し努力して乗り越えて行く姿に感動を覚えました。性同一性障害や略奪愛そして離婚、血のつながらない親子、とても児童書とは思えないほどのキツく重いテーマが描かれているけど、きれいに纏められていて読後感は悪くはなかったです。

  • えりこんぐ

    読友さんのレビューに惹かれて手に取った。児童書のくくりなのに、なかなか重くて深い! 面白かったo(*゚▽゚*) 家族や友達との関係に悩む主人公の波楽。周りは優しい人たちばかりだけれど、一緒にいると傷つくこともある。こんな複雑な問題をたくさん抱えても、人の幸せを願う事ができる波楽。。泣きそうになったよ。゚(゚´Д`゚)゚。 読メに出会えてから、良い児童書をたくさん知る事ができて皆さんに感謝!です❤︎

  • おかだ

    なかなか良かった。小学生最後の秋、父の書斎で見つけた葉書には、自分を産んだ人と自分の秘密が隠されている…。波楽君が良い子でたまらない。たかが12歳でこんな風に友達や大人を思いやれるものかな。いや、12歳だからこそ真っ直ぐに人と向き合って慮れるのかな。相手の為に、自分は身を引くという行為。大人でも苦しい選択だ…。とにかく良い子、いい男に成長するんだろうな…と余計な事を思った。レンの件は、だいぶ表紙に先入観を植え付けられていた。とは言え、読みやすくてじんわり感動。若年向けではあるが深くあたたかい、満足の一冊。

  • ゆみねこ

    戸森しるこさん、初読み。読み友さんの感想で手に。表紙絵と児童書ジャンルに騙されてはいけません。これは中々重いテーマです。家族や出生の問題、心と体の性の相違。波楽とレン、どちらも幸せな未来があったらいいな。

  • ぶんこ

    児童書なのですが児童が読んでどこまで理解できるのかな?波楽君が弟を欲しがらない気持ちに、読んでいて辛くなりました。自分が産んだ子どもに、こんな苦しみを与える母親って。この物語の中では華子さんのことは亡くなっているせいだけではなく、わざと触れないようにしているのかな。触れていたら児童書にはならないからかな。そんなことばかり考えてしまった。作家のお父さんの懐の大きさに感動しました。レン君にはエールをおくりたい。重い内容なのに、読者が暗い気持ちにならないように考えたのかは不明ですが、著者の才能は感じました。

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