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小説吉田学校 第1部

戸川猪佐武

Product Details

Genre
ISBN/Catalogue Number
ISBN 13 : 9784313751217
ISBN 10 : 4313751211
Format
Books
Publisher
Release Date
October/2000
Japan

Content Description

昭和二十三年、GHQ民生局の吉田不支持の情報と、党内反対派の暗躍を乗り切り首相の座についた吉田茂は、政権安定をはかるべく、党人を嫌い池田勇人、佐藤栄作をはじめ三十余人の官僚登用により吉田学校を作る。七年間もの長きにわたって政権を担当した吉田が残したものは…。いきいきとした政治のダイナミズムを描き切った鮮烈のドラマ。

(「BOOK」データベースより)

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Book Meter Reviews

こちらは読書メーターで書かれたレビューとなります。

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  • k5

    昨年来、政治とか行政とかいうことに興味を持たざるを得ない状況が続いています。で、まあ、古本しかなかったんですけど、王道のこの本を読みはじめました。吉田茂、池田勇人、佐藤栄作、田中角栄そして、岸信介に三木武吉、河野一郎とキャラクター勢ぞろいで、さながら三国志といったところ。この本、ぜひ再版や電子化してほしいので、もうちょい魅力が分かるように読みこもうと思います。

  • Prince of Scotch

    本書では第二次吉田茂政権が発足するくだりから佐藤栄作が自民党総裁に選出されるところまで描かれているが、主に吉田の長期にわたる政権運営に紙幅の多くが割かれている。 今でこそ歴史に名をとどめる大宰相として評価の高い吉田だが、首相就任当時の政権基盤は脆弱で長期政権はとても望めないように映った。吉田独特のカンの良さと度胸とで数多の難局を乗り切り、懸案の「対日講和」をまとめ上げたのだろう。ただ、最終的には“退き時”を誤ったのでは、と傍目八目ながら思うのである。

  • myoko

    今まで読んできた中で、一二を争うほどの面白さ。戦後占領下の日本において多くの官僚たちを出馬させ自分の子飼いとし、吉田茂の政治哲学を伝えていく吉田学校。対日講和を政治家としての使命とし、誰も知らない間に時代を先に進め、新しい事態をつくってゆく。朝鮮戦争の勃発によりアメリカから求められる再軍備にきっぱりとNoをとなえ経済の再生を優先させる。これが現在の自衛隊問題に繋がっていくのだが、このとき軍備をしていれば日本は共産化していたかもしれない。そして同じ吉田学校で学んだ親友池田勇人と佐藤栄作の時代に。2巻へ。

  • 白義

    戦後の日本を形作ってきた「政局」の歴史をこれほどまでに情感溢れた悲哀と冷酷な運命の世界として描いた小説は他にちょっと思い付かない。傲慢とすら評せられる意志によって政権を手に入れた吉田茂の栄枯盛衰、吉田学校のツートップだった佐藤栄作と池田勇人の対立と友情、どれも見所たっぷり。一巻の見所は対日講和交渉のための池田勇人渡米。外交の経験のない池田への無茶ぶりと、現地での対応が面白い。白洲次郎が、黒須太一という仮名で嫌みなちょい役で出てくるのも今との評価の違いを感じさせる

  • コニタン

    若き日の池田隼人と佐藤栄作が吉田茂を支えていた。

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