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世界推理短編傑作集 6 創元推理文庫

戸川安宣

Product Details

Genre
ISBN/Catalogue Number
ISBN 13 : 9784488100124
ISBN 10 : 4488100120
Format
Books
Publisher
Release Date
February/2022
Japan
Co-Writer, Translator, Featured Individuals/organizations
:

Content Description

欧米では、世界の短編推理小説の傑作集を編纂する試みが、しばしば行われている。江戸川乱歩編『世界推理短編傑作集』はそれらの傑作集の中から、編者の愛読する珠玉の名作を厳選して5巻に収録し、併せて19世紀半ばから第二次大戦後の1950年代に至るまでの短編推理小説の歴史的展望を読者に提供した。本書では、5巻に漏れた名作を拾遺し、名アンソロジーの補完を試みた。

【著者紹介】
戸川安宣 : 1947年長野県生まれ。立教大学卒。元・東京創元社社長。編集者としてミステリ作家を多数育成する傍ら、文庫解説等の執筆を行う(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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Book Meter Reviews

こちらは読書メーターで書かれたレビューとなります。

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  • KAZOO

    わたしには懐かしい作家の方々の名前が並んでいます。乱歩が既存の「世界短編傑作集」5巻に入れられなかったものを戸川さんが選んで入れてこの本にしてくれたということです。ハックスリーの「ジョコンダの微笑」はほかのところで読んでいますが入れて当然でしょう。そのほかシムノンやE.S.ガードナー、パールバックなど読みでがあります。短編とはいうものの最近のよりも結構長いものが多く満足させてくれました。

  • geshi

    『パティニョールの老人』あの偽装ネタをやる古典探偵小説が実在したのか!『ジョコンダの微笑』ハットン氏が追い詰められていく様が実にうまい。オチの微笑にゾワッとなる。『身代金』子どもが誘拐された夫婦の反応と葛藤を短い中でサスペンスフルに描いている。『戦術の演習』エリザベスの思惑が全く書かれていないのが恐くなってくる絶妙な塩梅。『九マイルは遠すぎる』こんなに短い作品だったっけ?論理のアクロバットを楽しむ銘品。『五十一番目の密室』ミステリ作家内輪もの+密室トリック+皮肉りとマニアなら涎垂らして喜んじゃう。

  • 本木英朗

    〈世界推理短編傑作集〉6巻である。ガボリオ「バティニュールの老人」から始まって、イネス「死者の靴」で終わる短編集であるが、今回もほとんど凄かったかな、うん。特にハリイ・ケメルマンの「九マイルは遠すぎる」なんか、ハヤカワ文庫でも読んでいたけれど、大満足だったねえ! さらに今回最大の収穫であるイーヴリン・ウォー「戦術の演習」がまた超よかったと思います。……という感じで、いつかまた1巻〜6巻まで、読もうと思います、ハイ!!

  • いっくん

    『パティニョールの老人』悪銭身につかず。しかし夫人は一体どういう心境で暮らしてたんやろ?『ディキンスン夫人の謎』驚くような犯人じゃなかったけど“ハウスネーム”という出版の形式は面白そう『エドマンズベリー僧院の宝石』註が左端にあって便利なんだけど多過ぎて話が途切れ途切れに😞『仮装芝居』そうか、彼のシリーズだったのか。『ジョコンダの微笑』口は禍の元(笑)『雨の殺人者』雨の中、30マイルは遠すぎる!九マイルでも遠いのに(笑)『身代金』不安が的中!恐怖に戦く😱『メグレのパイプ』よりによって! →

  • のざきち

    江戸川乱歩編「世界推理短編傑作集1〜5」のリニューアルを担当した東京創元社元社長戸川安宣氏が全5巻で漏れた名作を補遺として編纂した短編集。ガボリオ「バティニョールの老人」から始まりケメルマン「九マイルは遠すぎる」チャンドラー「雨の殺人者」シムノン「メグレのパイプ」ロバート・アーサー「51番目の密室」など様々なジャンルの名作がバランスよく選出されているので、持ち運びに不便な700頁弱の厚さながら飽きずに読了できました。

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