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ISBN 10 : 4006004346
Content Description
新たな歴史認識へ!グローバリゼーションがもたらす現在の危機と、歴史学の危機―二重の危機を見据えながら、歴史学の可能性を模索する。3・11の経験、東アジアの歴史問題、ジェンダーからの問いかけ、歴史教育の現場に、歴史学はどう向き合うのか。近年の「歴史批評」を集成する現代文庫オリジナル版。
目次 : 問題の入口「危機」を見据える(記憶せよ、抗議せよ そして、生き延びよ―井上ひさしのことばから/ 歴史学の「逆襲」… ほか)/ 1 3・11以後―「核時代の歴史学」へ(「3・11」を経た歴史学―歴史学は災害にどう向き合ってきたのか/ 「被爆」と「被曝」をつなぐもの―井上光晴『西海原子力発電所/輸送』をめぐって)/ 2 東アジアのなかの歴史学(人間的想像力と歴史的記憶/ 高崎宗司『定本「妄言」の原形』をめぐって ほか)/ 3 ジェンダーと歴史認識(歴史認識と女性史像の書き換えをめぐって―近現代日本を対象に/ 上野千鶴子と歴史学の関係について、二、三のこと ほか)/ 4 “歴史の知”の環境―歴史学・歴史教育・メディア(「歴史」が語られる場所/ 「通史」という制度―「戦後歴史学」の風景のなかで ほか)
【著者紹介】
成田龍一 : 1951年生まれ。日本女子大学名誉教授。近現代日本史。早稲田大学大学院文学研究科博士課程修了。文学博士(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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