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2040年の未来予測

成毛眞

User Review :4.0
(4)

Product Details

Genre
ISBN/Catalogue Number
ISBN 13 : 9784822288907
ISBN 10 : 4822288900
Format
Books
Publisher
Release Date
January/2021
Japan
Co-Writer, Translator, Featured Individuals/organizations
:

Content Description

「今日」には、これから起こることの萌芽がある。
現在を見つめれば、未来の形をつかむことは誰にでもできる。


20年後、あなたは何歳だろうか?
ひとつ確実なことがある。それは、人間が必ず歳をとることだ。
iPhoneが発売されたのは、たった13年前だった。現在、スマートフォンがない世界なんて考えられない。そして、これまでの10年より、これからの10年の方が世界は大きく、早く変わるだろう。
テクノロジーだけでなく、ほかのことも、気づいたときには手遅れになっているのが人間の性である。地震や災害も、リスクをわかっていながらも被災するまで手を打つ人は少ないし、明らかに社会制度の破綻しつつある。人口は増えず、老人ばかりの国になるし、環境問題も悪くなる一方だ。
これまでと同じように暮らしていたら、今の年齢によっては取り返しのつかない可能性もある。
この本は、あらゆるデータから導き出されるありのままの未来を書いた。「今日」にはこれから起こることの萌芽がある。現在を見つめれば、未来の形をつかむことは誰にでもできる。
本書は、ただ知識を得るためだけの本ではない。読んだ後、俯瞰的に未来を考えられる力がきっとついているだろう。


目次

第1章 テクノロジーの進歩だけが未来を明るくする
新しいテクノロジーが登場したとき、人間はその普及に反対する
空飛ぶクルマも2040年には可能になる
中国と監視カメラと個人データ
日本の過疎化を救うのは5Gでの診療
ゲノム編集技術で難病の治療に光が見える
再生医療がパーキンソン病やアルツハイマー病を治すかも
風力発電に向かない日本の地形

第2章 あなたの不幸に直結する未来の経済ーー年金、税金、医療費
国の財源は、私たちの社会保険料からまかなうしかない
すべての問題は、高齢者が増えること
70歳まで働くなら、今と同じ額の年金はもらえる
日本のGDPはお先まっくらなのか
これからの時代はテクノロジーよりも政治が株価を決める

第3章 衣・食・住を考えながら、未来を予測する力をつける
遺伝子編集した魚を食べないともうもたない
マンションの価値は下がる
日本では学歴の意味がなくなる
貧しくなる日本にシェアリングは不可欠

第4章 天災は必ず起こる
南海トラフ地震の際は、日本中で地震が連動して起こる可能性が高い
温暖化によって戦争が起こる
「水」が最も希少な資源になる

【著者紹介】
成毛眞著 : 1955年北海道生まれ。元日本マイクロソフト代表取締役社長。1986年マイクロソフト株式会社入社。1991年、同社代表取締役社長に就任。2000年に退社後、投資コンサルティング会社「インスパイア」を設立。現在は、書評サイト「HONZ」代表も務める。著書多数(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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日頃本をあまり読みませんが、全体的に専門...

投稿日:2021/06/19 (土)

日頃本をあまり読みませんが、全体的に専門的な知識がなくても理解できるよう表現されており、あっという間に読むことができました。ここで示されている未来が本当に起こるかはわかりませんが、何かしら将来に不安を感じているのであれば、この本の内容を参考に、今のうちにできることのヒントを見つけていくのもよいのではないかと感じました。

t&t さん | 福岡県 | 不明

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今の常識が20年後の常識ではないということ...

投稿日:2021/04/18 (日)

今の常識が20年後の常識ではないということ。個人的には住宅についてが気になった。2033年には全世帯の約30%が空き家になり、2040年にはさらにその数は増えることが予想される。 資産価値が見込める一部を除き、住宅の価格は下落する。 家を買うにしても借りるにしてもコストは下がる。 マンションも戸建ても買わない方がいい。 賃貸か購入かで迷っている私は、大いに賃貸寄りの気持ちになった。

アレッサンドロ さん | 神奈川県 | 不明

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あとがきにもあるが、全体的に暗い。それは...

投稿日:2021/04/09 (金)

あとがきにもあるが、全体的に暗い。それは日本の未来を表しているとも言える。著者は御年65ということで、高齢者は将来を悲観し、若者は楽観するという傾向から、著者のバイアスが加味されていると考えたい。そして、自分が日本を変えようだなんて思ってくれるなとあるが、それもまた高齢者の叫び。このまま私たちは日本という国で共に死んでいくしかないのか…いや、そんなことはない。断言する。現在放送中の大河ドラマ「青天を衝く」の主人公モデル、渋沢栄一などかつれの偉人たちが日本を変えてきたではないか。期待して本書を読んだが、それほどでもない。ゲノム編集技術については難解。新しく学んだことは「洋上風力発電」。陸上での風力発電が基本であったこれまで、それを海上で行うということ。欧米ではすでに採用されていて、それを単純に日本で採用することは難しい。漁業問題もそうだが、なんといっても日本を囲む海は深いためである。そこで考えたのが着床式ではない、浮体式。しかし台風もあり、浮体式は着床式よりもコストがかさむというのだ。また、新しい再生可能エネルギーとして取扱うには圧倒的に供給力が低く、日本全体の電気需要をカバーできない。現実的ではない

華 さん | 東京都 | 不明

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Book Meter Reviews

こちらは読書メーターで書かれたレビューとなります。

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  • mitei

    著者の本はいつも痛快な語り口で興味深く読み進められるが今回も面白く最後まで一気に読めた。 ただ日本の今後は暗いものになること、災害、人口減少、気候変動はヤバいってところはある程度知ってはいるがゾッとする。 著者はテクノロジーの進化は希望を見出していたが、戦争とか起きると止まるだろうし、どこかで限界もありそうな気もする。 今まではずっとネットを中心に右肩上がりだったけど、そこは懐疑的に思った。 でも最後の国を忘れるくらいになるくらいが良いのかなとも思えた。

  • ehirano1

    周期的な変化は元より、常に変化による進化を追求する人類は多くの利便を手に入れたにもかかわらず、なぜかその未来は明るくないというなんともシニカルなことに(泣)。何かを得るには何かを捨てたはずなのに、それは思ってたのと違ったか短絡的享楽だったのでしょうか?そんなことを改めて思索する機会になった読書でした。

  • きみたけ

    著者は元日本マイクロソフト社長の成毛眞氏。これから起きる新しいテクノロジーの変革をチャンスと捉えることが大事で、テクノロジー以外にもこれから起こることの萌芽を見つけ未来の形を掴むことを薦めた一冊。先日読んだ「ひろゆきのシン・未来予測」と内容的にはほぼ同じで、テクノロジー・経済のほか、天災についても予測しています。良書です。

  • まちゃ

    特に奇抜な内容はなく、将来に高い確率で起こるであろうことが書かれている。その分、目を逸らしたくなる不都合な真実と感じることについても述べられている。2040年の日本の総人口は1億1000万人、65歳以上の高齢者は3900万人、3人に1人以上が老人。貧しくなる日本の社会問題の解決にはテクノロジーの活用が欠かせない。その通りだと思います。 悲観的になり過ぎることなく、未来を考えられる力をつけて、環境の変化に適応していきたいものです。

  • 速読おやじ

    無駄なテキストがなく、重要なメッセージだらけの本。テクノロジーで少し明るい未来を示唆しつつ、特に最終章では自然災害で最悪シナリオを滔々と語るところは上手い書き方だ。あとがきで老人(著者は65歳)の言うことをそのまま信じなくても良いが、困難な未来は回避できない。アドバイスとして国を忘れて幸せな人生を歩むべく全力を尽くせと。そして、そうは書いてないが、結局それが国が富むことに繋がるのではないか。第一章は勇気づけられる。6Gと低遅延、バーチャル、自動運転、空飛ぶクルマ、AI、再生医療、ゲノム編集、全固体電池!

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