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ISBN 10 : 476642770X
Content Description
ある時はモダニズムの画家、ある時はポーランド政府の高官、そしてスパイにして反ボリシェヴィキの闘士でもあったヘンリク・ユゼフスキ―。第一次世界大戦によってヨーロッパの旧秩序が崩壊し、スターリンとヒトラーが台頭する戦間期の東欧は、動乱の時代を迎えた。ポーランドの東方政策の野望、ウクライナの国家建設の欲望、そしてスターリンのソ連、それぞれの思惑が交錯する境界地帯で、民族主義と共産主義に抗いつづけ、ありえたかもしれないソ連なき東欧という理想を追い求めたヘンリク・ユゼフスキの数奇な生涯を通して20世紀東欧史の最深部を描き出すティモシー・スナイダーの出世作。
目次 : プロローグ 尋問/ はじめに キュビスムと密謀/ 1 巧妙な上昇(信頼/ プロメテウス運動のウクライナ/ 政治という劇場/ 冬のスパイたち)/ 2 政治の下降(スターリンの飢饉/ ポーランド人へのテロル/ 革命の準備/ 奪回作戦)/ 3 局地戦としての世界大戦(ガラスの家/ ナチの占領/ 女性たちの密謀/ 共産主義政権下の監獄)/ エピローグ 再現
【著者紹介】
ティモシー・スナイダー : 1969年オハイオ州生まれ。イェール大学歴史学部教授。オクスフォード大学でPh.D.を取得。専攻は中東欧史、ホロコースト史、近代ナショナリズム研究。ソ連崩壊を学部生として経験し、英独仏語だけでなく、スラブ諸語の一次資料をも自在に活用する学風は、ホロコースト論でも新境地を開いたと高く評価されている。ハンナ・アーレント賞をはじめ多彩な受賞歴を誇る。また、ウクライナ情勢の信頼できる解析者であるだけでなく、世界に蔓延するフェイクデモクラシーへの批判をさまざまなメディアを通じて発信しており、アメリカでもきわめて大きな影響力を持つオピニオンリーダーの一人と目されている(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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takao
読了日:2024/06/10
papahaba
読了日:2022/02/28
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