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朝鮮植民地戦争 甲午農民戦争から関東大震災まで 問いつづける民衆史

愼蒼宇

Product Details

ISBN/Catalogue Number
ISBN 13 : 9784908672767
ISBN 10 : 4908672768
Format
Books
Publisher
Release Date
August/2024
Japan
Co-Writer, Translator, Featured Individuals/organizations
:
愼蒼宇 ,  

Content Description

朝鮮の人びとは甲午農民戦争以降、50年以上にわたって日本の侵略と植民地戦争にさらされ続けた。それは彼我の力が圧倒的に違う「非対称戦争」であるがゆえに凄惨なジェノサイドを伴い、その延長線上に関東大震災時の朝鮮人虐殺は起こったのである。平時のない植民地戦争のなかで虐殺体験や朝鮮民衆への憎悪・恐怖を内面化した日本軍人・兵士たちと、その暴力にさらされながらも抵抗し続けた朝鮮民衆の姿を通して、植民地近代論のように、抵抗の領域を歴史の表舞台から周辺化しようとする傾向を批判し、日本近代史に圧倒的に不在だった植民地戦争の実態を描き出す。

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Book Meter Reviews

こちらは読書メーターで書かれたレビューとなります。

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  • 松本直哉

    この国の歴史ではこれを戦争と名付けなかったし、韓国併合も三一独立運動も震災の虐殺もバラバラの個別の事件として扱われたが、本書のようにその因果関係と関わった人物を一覧にしてみればそこに紛れもない一貫性があり、やむなく発砲というこじつけによる皆殺しがあり、朝鮮の人々の不撓不屈の抵抗運動があり、その延長線上の震災の大虐殺も偶発事ではなく仕組まれた陰謀だったとわかる。いまだに歴史認識をめぐって両国の溝は埋まらず、北朝鮮とは国交さえない点で戦争は今も続き、江華島事件から数えれば150年続いているという指摘に驚く。

  • BLACK無糖好き

    朝鮮植民地の実態を支配者側からではなく民衆の側から照射する。朝鮮植民地戦争の枠組み、日本の軍事暴力とそれに対する抵抗を、主に甲午農民戦争、日露戦争、義兵戦争、三・一独立運動、間島虐殺、その延長線上に位置づける関東大震災時の朝鮮人虐殺までを含めて著述。日本陸士出身者で日本側に協力した人物も数名取り上げられているが、四〇年にも渡って日本に加担し続けた朴斗栄の存在も興味深い。◇「問い続ける民衆史」というこのシリーズの一発目にこのテーマを持ってくるところに有志舎の本気度が伝わってくる。

  • takao

    ふむ

  • Masataka Sakai

    こんな人が日本の大学教授とは

  • らすた

    「関東大震災ではデマで多くの朝鮮人が殺された」のは皆知っているが、その原因を明らかにする本書は実に興味深い内容であった。 それにしても、言い訳やごまかし、無責任というのは正に日本人の特性と言えよう。 今でも同じ行為が繰り返されているのは悲しくなる。

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