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芝浜の天女 高座のホームズ 中公文庫

愛川晶

User Review :5.0
(1)

Product Details

Genre
ISBN/Catalogue Number
ISBN 13 : 9784122069039
ISBN 10 : 4122069033
Format
Books
Publisher
Release Date
July/2020
Japan

Content Description

天女のように美しく、質素で健気な若い妻。その完璧な笑顔の裏に隠された秘密とは!?テレビやラジオで落語が大人気だった、賑やかなりし昭和五十年代。女に金に、そして芸の道に悩める噺家たちが、今日も探偵・林家正蔵(のちの彦六)の住む長屋へとやってくる。笑いと人情にあふれた無類の落語ミステリー第四弾。

【著者紹介】
愛川晶 : 1957年福島市生まれ。94年『化身』で第五回鮎川哲也賞を受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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新聞の書評を読んで入手した。謎解きは別に...

投稿日:2021/03/05 (金)

新聞の書評を読んで入手した。謎解きは別にしても落語に関する知識、蘊蓄は素晴らしい。近年落語に関心を持つようになった小生は楽しく読んだ。「高座のホームズ」シリーズの中では一番読みごたえがある。

禅済 さん | 三重県 | 不明

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Book Meter Reviews

こちらは読書メーターで書かれたレビューとなります。

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  • 真理そら

    神楽坂倶楽部が主戦場(?)になっているので神楽坂シリーズの続きも読みたい気分で読み終えた。若く美しく献身的に優しい天女のような妻・清子がなぜ自分の嫁になってくれたのかとだんだん疑心暗鬼になっていく三光亭鏡治の過去や現在が入り混じって楽しく読める。夫婦は「芝浜」のようにもっと相手を信じる方がいいんですかね。が、猫虐待はいけません。

  • venturingbeyond

    稲荷町シリーズ第4弾。先代正蔵師匠のfloor cushion detective もすっかり堂に入り、シリーズを続けて読む読者にとって、安心の名探偵ぶり。今回も、『たらちね』に『もう半分』、『芝浜』と、あまり落語に詳しくない読み手にも、しっかりと本歌どりの妙が伝わるストーリーテリングは、当代きっての落語通の手による巻末の解説の通りで、毎度のこととはいえ、やはり唸らされました。出張帰りの在来線特急の車中で一気読みにて読了。

  • onasu

    四作目まで読んでおいてなんだけど、愛川さんには「紅梅亭」や「神楽坂倶楽部」の続きを期待したいのは変わらないけど、こちらもおもしろくなってきた。  読み始めた頃は、両者に出てくる馬八兄さんやら、若旦那の寅市、平林刑事なんかが若くて、どうにもしっくりこなかったのが、馴れたせいなのか(描写も巧いのでしょう)、馴染んできた。  突拍子もない設定も、昭和も50年代なら、てなこともないですが、何か今よりしっくりくるような。アナログな時代への郷愁でしょうか。何れ初巻から読み直してみようかな。

  • hippos

    合間合間の小噺が面白い。純粋に謎解きというよりも噺家たちのちょいとした普段が垣間見えるのがいい。 シリーズを読んでいつも思うのは、(古典)落語をもっと知っていればより面白いんだろうなぁ。

  • Norico

    高座のホームズシリーズ。毎回、元落語家さんに語られる落語界の事件。今回の語り手はちょっと予想外。猫がかわいそうなことされるのは小説でもつらい。

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