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100分間で楽しむ名作小説 夜市 角川文庫

恒川光太郎

Product Details

Genre
ISBN/Catalogue Number
ISBN 13 : 9784041148204
ISBN 10 : 4041148200
Format
Books
Publisher
Release Date
March/2024
Japan

Content Description

「今宵は夜市が開かれる」。妖怪たちが様々な品物を売る不思議な市場では望むものが何でも手に入る。小学生の時に夜市に迷い込んだ裕司は、自分の弟と引き換えにして、野球の才能を買った。おかげで野球部のエースとして活躍した裕司だったが、弟を売ったことに罪悪感を抱き続けてきた。そして今夜、裕司は再び夜市を訪れる。弟を買い戻すために。



【著者紹介】
恒川光太郎 : 1973年東京都生まれ。2005年本作で日本ホラー小説大賞を受賞。単行本はデビュー作にして直木賞候補となる。続く『雷の季節の終わりに』『草祭』『金色の獣、彼方に向かう』(角川文庫版は『異神千夜』に改題)は山本周五郎賞候補、『滅びの園』は山田風太郎賞候補となる。14年、『金色機械』で日本推理作家協会賞を受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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Book Meter Reviews

こちらは読書メーターで書かれたレビューとなります。

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  • おっとっとっ

    一時間ほどで読了してしまうほど面白い小説でした。ホラーというよりは、欲の恐ろしさ。という感じ。 切なくて美しい小説です。

  • ❁Lei❁

    100分で読めるかつ文字が大きいので、就寝前にぴったり。橙色のぼんやりした読書灯の下で、怪しげな夏の夜市に足を踏み入れ……。異界とつながっていて、形のないものでも何でも売っている夜市。そこに紛れ込んでしまった祐司は、弟と引き換えに野球の才能を買います。ノスタルジーを誘う幻想的な情景とは裏腹に、夜市のルールや伏線回収がしっかりしていて面白かったです。筆者の描きたいものをこれでもかと詰め込んだ、デビュー作ならではの輝きを感じる作品でした。ところで、本作にも負けないほど人気の「風の古道」は未収録なので注意です。

  • はるごん

    ホラーは苦手だけど夏の冊子で読んだらどうしても読みたくなり購入。気付いたら夜市にいて何かを買わなくては出られない。ハラハラ怖くて一気読み。

  • あんこ

    気がついた時には既に夜市の中に入っていて、そしてまた気がついたら元の場所に戻っている。いずみがそうであるように、これを読んだ私の読書体験もそのように終わった。角川文庫から新しく出ていた版の装幀が手触り含めて好みだったのでこちらを買いました。真夏の夕暮れにぴったりな静かな読書体験をすることができたように思います。

  • なま

    ★4.2 幻想的なホラーミステリー。宮沢賢治の『春と修羅』の有機交流電燈の1つの青い照明が明滅している様な世界観。夜市に呼ばれる様な感覚、妖怪達が夜市で販売する様々な品、ファンタジーの様にワクワクする部分もある。裕司は小学生の頃に迷い込んだ夜市で弟と引き換えに野球の才能を手に入れている。今、また弟を買い戻す為に夜市に向かう裕司の姿と行動に人間の欲と傲慢さ、兄弟や友人に対する慈しみ、結末への期待とグイグイ読ませる。また、100分間で楽しむ名作小説シリーズだから読みやすい!

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