Books

金色機械 文春文庫

恒川光太郎

User Review :5.0
(1)

Product Details

Genre
ISBN/Catalogue Number
ISBN 13 : 9784167906092
ISBN 10 : 4167906090
Format
Books
Publisher
Release Date
May/2016
Japan

Content Description

時は江戸。ある大遊廓の創業者・熊悟朗は、人が抱く殺意の有無を見抜くことができた。ある日熊悟朗は手で触れるだけで生物を殺せるという女性・遙香と出会う。謎の存在「金色様」に導かれてやってきたという遙香が熊悟朗に願ったこととは―?壮大なスケールで人間の善悪を問う、著者新境地の江戸ファンタジー。

【著者紹介】
恒川光太郎 : 1973年東京都生まれ。2005年「夜市」で第12回日本ホラー小説大賞を受賞しデビュー。独特の幻想的・民話的世界観で読者を魅了する。2014年『金色機械』で第67回日本推理作家協会賞(長編及び連作短編集部門)を受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

Customer Reviews

Comprehensive Evaluation

★
★
★
★
★

5.0

★
★
★
★
★
 
1
★
★
★
★
☆
 
0
★
★
★
☆
☆
 
0
★
★
☆
☆
☆
 
0
★
☆
☆
☆
☆
 
0
★
★
★
★
★
相変わらず面白い。恒川光太郎さんのファン...

投稿日:2021/04/20 (火)

相変わらず面白い。恒川光太郎さんのファンで書籍は全て読んでいるが、これも時間を忘れて読んだ一冊。先が全く読めない不思議な世界観・展開ながらもとにかく読ませる筆力は流石。とにかく内容などはあまり知らずに、一度読んでみることをお勧めします!

ナムリ さん | 大阪府 | 不明

0

Book Meter Reviews

こちらは読書メーターで書かれたレビューとなります。

powered by

  • しんたろー

    恒川さん6冊目にして初めての時代小説の味付けに驚くが、特徴的で流麗な文章が、あっという間に恒川ワールドに惹き込んでくれた。戦国〜江戸時代を舞台にしたファンタジーなのだが、奇異な運命に翻弄される人々の情が伝わってきて、各々に思い入れしながら読める。「金色様」のキャラクター設定も巧みで、ロボットとは思えない人間臭さと無敵の強さに魅せられる。目線や時代が前後する構成も、適度に混乱させられ、推理する楽しさも味わった(それが受賞の理由?)。「無常」と「義」感じさせるテーマも判り易く、「大人の御伽噺」を満喫した。

  • ❁かな❁

    恒川さんスゴイ‼︎まだ恒川さんの作品読むのは3作目ですが1作読んだだけで好きになり今作を読んで更に大好きな作家さんになった♡初めての恒川さんの長編でしたが長編でも非常に読みやすく時系列が前後したり語り手が変わっても理解しやすく素晴らしい!金色機械とのタイトルだけでは想像できない壮大な物語。遊郭の熊五郎を遙香と言う女性が訪ねて来て…。ボリュームがありますが物語に惹き込まれ一気読み!因縁の歴史が語られていく。悪意、哀しみなど辛い場面もあるがいつまでも浸っていたくなる魅力が恒川さんの作品にはある!素晴らしい‼︎

  • 射手座の天使あきちゃん

    忍び寄る影・人ならぬ者たちの息遣い・人間界と隣り合う異世界… そんな恒川さんの従来の世界観とは随分雰囲気の違う作品ですよね。 江戸時代なのに主役はC−3POか、はたまたBB-8か(笑) 脇役の人間たちも不思議な力を生まれ持った曲者揃い SF、ファンタジー、それともホラーかサスペンスか? メモを片手に人物相関図を整理しながらお読みくださいませ。 軽く笑えますよん♪

  • KAZOO

    恒川さんの未読の長編SF伝奇時代小説です。珍しさが先に立ちました。SFとはいいながら時代は江戸時代です。表題である程度想像はつきましたが現代ではなく江戸時代にこのような人物(?)が登場するとはおどろきでした。ただ話はかなり面白くあっという間に読んでしまいました。主な登場人物は自分の危機を見分けられる遊郭の主人とこの黄金機械に守られる若い女性です。時代が錯綜しますが今までにない著者の作品で半村良の作品を思い出しました。

  • miyumiyu

    再読でも夢中になった。触れただけで絶命させる女、殺気や嘘を見抜ける男、山奥の山賊が営む遊郭、そして万能な力を持つ金色様…。物語の意外性、スケールの大きさは、恒川作品の中でもやはり群を抜いている。運命、復讐、妖しく不思議な力…嘘臭さは全く感じない。壮大なダークファンタジーに我を忘れてのめり込む。そして、花魁姿で闘う金色様のクライマックスはもう圧巻!切なくも美しいラストは、終わるのがもったいないぐらい。恒川ファンにはたまらない世界観と余韻。永久保存版。

レビューをもっと見る

(外部サイト)に移動します

Recommend Items