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数学史入門 講談社学術文庫

志賀浩二

Product Details

Genre
ISBN/Catalogue Number
ISBN 13 : 9784065299593
ISBN 10 : 4065299594
Format
Books
Publisher
Release Date
November/2022
Japan
Co-Writer, Translator, Featured Individuals/organizations
:

Content Description

数学がイデアの世界の産物だった古代ギリシアから、現実世界に浸透したルネサンスを経、「時間」を取り込んだニュートンとライプニッツの微積分、そして「無限」を導入し両者の統合を果たした解析学へ。数学が2000年にわたって切り拓いてきた歴史の道程を、「問題」と格闘する精神の軌跡として簡明に描く、大家による驚愕の入門書!

目次 : 序章 聞いてみたいこと/ 第1章 深い森へ/ 第2章 近世に向けての旅立ち―文明の流れのなかで/ 第3章 ヨーロッパ数学の出発/ 第4章 数学の展開/ 第5章 関数概念の登場/ 第6章 解析学の展開

【著者紹介】
志賀浩二 : 1930年、新潟市生まれ。東京大学大学院数物系修士課程修了。東京工業大学名誉教授(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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Book Meter Reviews

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  • 冬川

    数の発明やピタゴラスの時代から,ゴールは複素関数まで,技術の発達や,なにより数や量や時間といった概念に対する人間の理解の変遷と重ねて数学史を紐解いていて面白かった。並行して科学哲学の本を読んでいるが,重なる部分もある。微分積分学の基本定理の言わんとするところは,なんとなく高校数学段階で「そういうもの」と納得してしまうもので,そのせいで初学時のインパクトが薄れている気がするが,こうしてニュートンとライプニッツの「時間」概念に対する差異から読み解くと,それらが統合されるって凄いことだなと思った。

  • えぬざき

    数学が苦手だ。新しい概念や公式に畳み掛けられて、何もかもがおざなりなまま大人になってしまった。さて、この本のいいところはストーリー性があることだ。どこで何のために数学を研究しはじめたのか、どんな偉人たちの貢献があって高度な演算が可能になったのか。数多の人々が星や海に、数に向き合ってきた集合知の歴史。現代の数学がもつそんな背景に、昔の自分は思い至らなかった(当然、この本を読むのにも苦労した)。「数学はもう一度イデアの世界に戻った」ギリシャ発の学問の進歩を寿ぐこの素敵な表現を、いつか本当の意味で理解したい。

  • S

    大学生の時に著者の教科書にお世話になっていたので手に取った。 数学という学問の流れをざっと概観する本で、ページ数も少ないためトピックをかなり絞っているが、幾何学や解析学について割と深みのある説明がとなされている。

  • Steppenwolf

    G著者の数学の流れ30講中下を読んでいるので内容としては相当重複していると思う.しかし,何冊読んでも頭には入らないものの,学んだという気にはなっている.本書では最後に少しだけ複素関数の説明が入っていて,大学で真面目に聞いていたのに残念ながら計算テクニックだけで満足していた当時の私の浅はかさを思い知った.本書は小冊子なので現在読書中の非ヨーロッパ起源の数学についてはほぼ言及されていない.5月初旬にはそちらの感想も書けると思う.

  • 松本ポン太

    飲茶『哲学的な何か、あと数学とか』、サイモン・シン『フェルマーの最終定理』の流れで数学史に興味を持って手にしました。 この本には数学史にまつわるドラマは殆どなく、数学そのものの発展を追っています。したがって数式による説明が多く、一見高校数学で馴染んだような数式もありますが、唐突な展開に付いていけませんでした。手計算で数式を追っていく知力と根気の無い自分には消化不良でしたが、なんとなく数学史を俯瞰できました。

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